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ベ「ふん、トレーニング相手が減っては困るからな」
ベジータは、腕を組みながら、そして目を伏せながら言った
・・・ここだけの話なんだがな
昔、なまえは惑星ベジータに行ったことがあって、そん時、子供のころのベジータにも会ったみてぇでよ
当時のなまえは、どのサイヤ人よりも強かったんだってさ
だから、ベジータにとって、なまえは憧れの存在だったらしい
今じゃ、そのなまえと同じ場所に立っている
それがたまらなく嬉しいから
・・・けど、そのなまえはもういない
自分から妻と、息子と、そしてなまえを奪われたことが、何よりも悔しくて、腹立たしい
だから、あんなにも怒ってんじゃねぇかなって、オラは思う
でも、怒ってんのに何であんなに冷静にいられるんだ？
なんで、そんなにつええんだ？
オラはもう、何にもできねぇのにさ
歯を食いしばる気力もないまま、ただ、黒い地面を見た
そんな時だった
未来を守る、なまえを救う
その選択肢を選ばせてくれた、ライバルの言葉が聞こえたんだ
ベ「おい、カカロット。いつまでうなだれているつもりだ」
悟「・・・」
その問いには答えられない
今のオラは、完全に諦めちまっているから
沈黙を続けるオラに、ベジータは冷静に言葉をつなげた
ベ「セルが襲来した時も、魔人ブウが現れた時も、そして未来でさえ、貴様はなまえを救う事が出来なかった。そう、守れたはずの命だ。それを貴様は、みすみす手放した。無様だな、カカロット。お前をナンバーワンだと言った俺がバカだった」
ブ「ちょ、ちょっとベジータ！」
言い過ぎよ！と、ブルマがベジータに怒る
けど、ベジータはそれを無視して、淡々と、少しだけ熱を込めながら話した
ベ「選べ、カカロット。ここでなまえを手放すのか、掴むのか」
悟「・・・掴んだところで、なまえは・・・」
消えそうな声で、答えた
でも、最後まで言えなかったんだ
それは、途中でベジータが舌打ちをしたから
ベ「後の事は後で考えればいいだろう。俺が聞きたいのは、今貴様がどうしたいかだ」
今、どうしたいか
その言葉が、やけに頭に木霊した
オラがしたい事？
そんなの、決まっている
肩の重みがとれ、自然と顔が上がっていた
ブラックとザマスと、そしてなまえを見据える
オラの顔を見たベジータは、やれやれって表情をしながら前を見た
ああ、もう迷いはしない
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匿名希望 - 続きが気になります (3月31日 23時) (
レス) @page38 id: a169a42957 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - めっちゃ続き気になる〜♡頑張ってください！ (10月30日 14時) (レス) @page38 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする！！続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする！！続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - おはようございます、 コメント失礼します、続きがになります。 (2022年12月2日 8時) (レス) @page38 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐーちゃん | 作成日時：2017年3月18日 2時
