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10.0 死がふたりを分かつとも ページ32

悟空side




膝をつき、両手をつき、まるで土下座でもしているような格好でいるが、今はそんなの気にならない

疲れすぎて、幻聴でも聞こえたかな

それとも、なまえの作戦なのか?

出来る限りの言い訳を、頭の中に沢山思い浮かべる

だけど、心の支えにするには、どれもあまりにも脆かった



ベ「どういうつもりだなまえ!」



ベジータの叫びに、はっとする

でも、なまえの顔を見る勇気がなくて、オラはただ、灰で薄汚れた地面を見るしかなかった



ブ「どうしたのよ!孫君のこと、忘れちゃったの!?」



恐怖に怯えながらなまえの返事を待つも、帰ってきたのは、ブラックの声だった



ブ「いいや、彼女は忘れたわけではない」

マ「なら、一体どういうことなんだい!」



マイが、銃口をブラックへ向けながら叫ぶ

けど、きくわけないので、横にいたトランクスが、片手でそっと銃を下げた



ザ「そう、我々は正しい記憶に書き直しただけだ!」

ベ「書き直しただと?」



ザマスの言葉に疑問を覚えたベジータは、少し離れた所にいる、ゴワス様と界王神様に叫んだ

どういう事なのかと

すると、界王神様は、少し声を震えさせながら答える



神「神ですので、人間の記憶を作り変えることなんて、簡単にできてしまうんですよ」

ト「記憶を作り変える、だと!?」



界王神様の言葉の意味を、すぐ理解できた

つまりあいつらは、今まで積み上げきたオラたちとの記憶をごっそり削り、そこに自分たちに都合のいい記憶を入れ込んだんだろう

オラとなまえが出会わなかった、もしもの世界

それが、現実になろうとしている

いや、もうなってんのか

ただ1人で、静かに考えていると、界王神様より声を震えさせたブルマが、ゴワス様問う



ブ「も、もちろん記憶は戻るのよね!?神様だもんね!?」



ゴワス様は、静かに言葉を放つ



ゴ「出来ぬ。消すのは簡単だが、戻すのは難しい」



その言葉に、ブルマは地面に座り込む

そして、大声で泣いていた

そんなブルマの肩に手を置いたトランクスは、ゴワス様へ叫ぶ



ト「過去へ戻れば、ドラゴンボールがあります!」

ゴ「それも叶わぬことだ。神の力は、それほど強大である」



誰もが黙った

更に活気のなくなったオラたちに、ゴワス様は、ゆっくりと話す



ゴ「だが、神には出来ぬことでも、人間なら出来ることもあるかもしれん」



どういう意味なのか

それは、もうすぐわかる

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匿名希望 - 続きが気になります (3月31日 23時) (レス) @page38 id: a169a42957 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - めっちゃ続き気になる〜♡頑張ってください! (10月30日 14時) (レス) @page38 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - おはようございます、 コメント失礼します、続きがになります。 (2022年12月2日 8時) (レス) @page38 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐーちゃん | 作成日時:2017年3月18日 2時

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