５．１ ページ33
時刻はお昼
あのまま長い間グダグダしていた私たちは、昼食を食べ、今はベランダに並んで立っている
ここから、舞空術で飛んでいくようだ
あーあ、私も舞空術使えたらなー！
どこぞの誰かさんのせいで、現在使えませんがね！と思いながらブラックを見る
しかし、横に並んでいたはずの彼の姿が無い
置いて行かれた！？と焦るも、上から声が聞こえてきたため、ほっと胸をなでおろした
『ちょっと、なんでブラックだけ飛んでるの』
ブ「あ、お前は飛べなかったな」
『アンタのせいだけどね！』
忘れてたのかよお馬鹿！
アンタのせいでこちとら飛べないんじゃ！
頬を膨らませて怒ってみると、ブラックはゆっくり着地し、私を抱きしめた
頭の上から、彼の笑い声が聞こえる
ブ「くくく。そう怒らないでくれ」
『別にー？怒ってまっせーん！』
ブ「はははは！全くお前は、なんでそんなに馬鹿みたいに愉快で可愛らしいんだ」
それ褒めてるんだよね！？
ブラックに問い詰めてみたら、褒めてると笑いながら返された
彼と問答を始めるも、埒が明かないので途中でやめた
けど、彼はまだ笑っている
大笑いではないにしろ、彼の体が小刻みに揺れるので、笑ってることがすぐに分かった
『そんなに面白いの？』
ブ「あぁ、面白い！お前と、お前とこうしていられるこの瞬間が、何よりも楽しく、何よりも愛おしい」
なんでこの人はこんな恥ずかしい事を、ほいほい言えるのだろうか
お蔭でこっちは顔が赤いぞ、このやろー！
この雰囲気や恥ずかしさに耐え切れなくなった私は、ブラックにもう出ようと伝える
ブラックも了承してくれたみたいで、行こうかと言った後、私を担いだ
『ぶ、ブラック。これ、もしかして』
ブ「あぁ。お姫様抱っこだ！」
『やっぱり！？』
何で！？
何で数ある担ぎ方の中で、アンタはこれをチョイスするの！？
恥ずかしいんだけど！顔の熱さ全然ひかないんだけど！？
プチパニックを起こす私を見たブラックは、更に強く抱きしめる
お蔭でさらに顔が近くなったよ畜生
ブ「こうした方が、お前の顔を見れるのでな」
『うん、恥ずい』
顔を両手で隠すと、手をどけろと言われてしまった
無理！恥ずかしすぎて顔なんて出せないよ！
ブ「ほう？なら、このままずっとお前の耳元で愛を囁き続けようか」
『ヤメテクダサイ』
つい、片言になってしまったが、俺は悪くねー！
某親善大使の言葉を叫びつつ、ブラックと外へ出かけた
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雪華 - ブラックも悟空も大好きだし読んでてとても楽しいです！ (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 6840fd91f1 (このIDを非表示/違反報告)
カナりあ - ちょくちょく銀魂ネタもぶっこんでくださるので和みます笑めっちゃハマりました！今後も頑張ってください^^ (2017年8月6日 22時) (レス) id: 44f98fc9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーちゃん(プロフ) - ゆうみんさん» ありがとうございます！そうなんですよ、やばいのですよｗ次回もぜひ、読んでやってください！ (2017年3月18日 2時) (レス) id: d4b65d3b1f (このIDを非表示/違反報告)
ぐーちゃん(プロフ) - あかつきさん» ありがとうございます！嬉しすぎて泣きそうになりました！今後も、よろしくお願いします！ (2017年3月18日 2時) (レス) id: d4b65d3b1f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - ええザーマスと彼女ちゃんて知りあいなのもしかして好きなのヤバイね次回楽しみです (2017年2月22日 15時) (レス) id: ebf61ebbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐーちゃん | 作成日時：2017年1月21日 0時
