【◇A】青心寮在住の引きこもり。【逆ハー】 (ページ26)

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BALL25 ページ26

何冊か見つかったので、たったかたーとベッドに寝転がって中を見る。

当の本人はと言うと、ゲームに負けたくない意地なのか中々コントローラーから手を離せていない。

｢どれどれ。｣と御幸も覗いてくる。

一冊目は、予想通り巨乳物。
なんとなく巨乳好きそうだなという勘だったが、本当にそうだったらしい。

｢ほほぅ。｣とページを捲りながら、｢見てこれ胸見えてんじゃん。｣と御幸に見せびらかす。

それにはさすがに恥ずかしかったのか、｢…おう。｣とちょっと間が空いて返事をされた。

二冊目は、コスプレ物。

警察だったり、ナースだったり。
見た目が少し古ぼけているから、恐らく先輩から貰った系だ。

｢何倉持。巨乳コスプレが好きなの？笑｣

小｢へぇ以外。巨乳好きなのは知ってるけど。｣

倉｢違いますよ！！つーか鈴井も馴染むんじゃねぇよ！！｣

｢郁也は、着衣系の方が好きだったかなー。
沢村と春市は何が好き？｣

沢｢あっ、ありませんよそんなの！！｣

春｢ｺｸｺｸｯ…！！｣

｢ちぇっ、つまんないのー。｣

倉｢マジで見てんじゃねぇよ！！｣

｢ぎゃっ、ケチ！！｣

ゲームに蹴りをつけたらしい倉持は、顔を真っ赤にしてAから本を取り上げる。

ベッドに寝転がりながら、ブーブー文句を言った。

別にそういういかがわしい本を捨てろだなんて言わないし、至極真っ当なDKだったら当たり前と言っても過言じゃない。

至って普通だ。

｢…で、巨乳が好きなの？｣

倉｢お前マジぶん殴るぞ。｣

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