番外編1 ページ8
とある日の昼休み。
校庭でサッカーをしている文也達を近くの階段で座って見ていると、通称「ぶりっこ」の、リアコちゃんが話しかけてきた。
顔は善いリアコちゃんは近寄らないで欲しい。
「ねぇ、シオンちゃん!」
「、、、、、何でしょう」
シオンはリアコちゃんが苦手な為、顔がひきつる。
リアコちゃんはシオンの隣に座った。
すると、リアコちゃんは不安げな顔でシオンを見つめて云った。
「シオンちゃんはさ、文也君のこと、好き?」
「、、、、、んー、悩む」
「悩むな」
「ヒョワッ」
「文也君!」
悩むシオンの目の前にはいつの間にか文也がいた。
リアコちゃんの顔がぱっと明るくなる。
どっかにレフ板あんのかな。
「、、、、、つーか、悩むなとは何だ」
「此処は好きって云うべきだろ」
「馬鹿野郎、そんなんでラブコメヒロイン務まると思うなよ。其れとも好きって云われたかったか?あ?」
其の時、甘々な怒声(?)が響いた。
「こらあ!二人とも喧嘩はやめなさ〜い!リア、怒っちゃうぞ!」
ぷんすかとするリアコちゃん。
すると、シオンは無意識に云ってしまった。
「じゃあ、リアコちゃんは文也が好きなの?」
「えっ」
リアコちゃんの顔はみるみる紅く染まり、遂には涙まで溢した。
「シオンちゃんっ、、酷いよぉ、っ、、好きな人の前でぇ、っ」
指先だけを出した萌え袖でちまちまと涙を拭うリアコちゃん。
此処で悪戯心が芽生えてしまったシオンは、再びタブーを口にしてしまった。
「リアコちゃんは文也の事が好きなの?」
(おい)
(お黙ってなさい)
文也に視線で云われたが、忠告はスルー。
暫くすると、リアコちゃんは堪忍した様に、ポケットからどピンクのメモ帳を取り出して渡してきた。
其れを受け取ってしまったシオンは小さな声で文也に訴える。
(え、どーする)
(開くか)
(いや、でもさ[好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…]とかいっぱい書かれてたらやだよ?)
(、、、、、違っててくれ)
(よし、文也の不幸を願って)
シオンはリアコちゃんのメモ帳を開いた。
[好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き(以下略)]
番外編2→←パクリというほどのパクリかは分かんないけど、お知らせ
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ran(プロフ) - 今回もサイコーでした!! (3月9日 8時) (レス) @page17 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - hinaさん» ありがとうございます!作りましょうかね、、、、、、 (3月8日 14時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 私も雑談部屋入りたいです😆 (3月5日 0時) (レス) @page16 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - 陽奈さん» いつも暖かいコメントありがとうございます!!記念すべき一人目です! (3月4日 23時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - こんな私でも良ければ、雑談部屋に入りたいです、! (3月4日 11時) (レス) @page16 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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