二人目 ページ5
「あ、シオン」
「おかーさんおかえりい」
留守にしていたスミレが帰って来た。
シオンは種田長官とUN○をしている。
「あ、揃うたわ」
「ウノ見っけ！」
「はぁ？」
「はい、カード取ってー」
「よう判らんなあ」
「じゃあはい。赤の2」
「ふふふふ。ほな、色変えに、4枚プラスカードや」
「あ"ー！」
父親の知能には程遠い脳を持った娘は、おじいちゃんとのカードゲームさえ勝てない。
「もうやだあ」
「お若いと感情の起伏が盛んで難儀やなあ」
「ぼけぇ」
机とお友達中のシオンの後ろで、スミレは申し訳無さそうに種田長官に云う。
「すみません相手してもらって」
「ええよ、ボケ防止になるわ」
種田長官は椅子から立ち上がり乍云った。
「ほな、そろそろ帰らんと」
「はい、お疲れ様です。帰るよシオン」
「達者でねえ」
「さいなら」
シオンはスミレの後をついて立ち去った。
◇◆◇◆◇◆
ガチャリと玄関の扉が開く音がした。
「シオンただいま」
「おとーさんおかえりー」
「お帰りなさい、治さん」
「ただいまスミレ。お腹如何？」
「一寸張ってきてるかな」
其の時、シオンは思い出した様に云った。
「あ、そう云えば、文也のとこも二人目が居るって」
途端に、太宰の顔が曇る。
「何でシオンが蛞蝓の家の事知ってるの？」
「親馬鹿ヤンデレしないで。文也とよく話すからだよ」
「親馬鹿ヤンデレ､､､､､､」
「次したら嫌いになるよ。多分」
「えー」
父娘のやり取りを見て、スミレは幸せそうに笑った。
太宰も微笑み乍云う。
「そろそろ性別が判る頃かな」
「明日が定期検診なので」
「妹かな。弟だと、お父さんに似そう」
「わぁ､､､､､､」
「自分で想像して厭そうだね」
「私そっくりは駄目だね」
「反抗期とか、心理戦じゃん」
そんなこんなで、後日、女の子だと云う事が判明した。
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ran(プロフ) - 今回もサイコーでした！！ (3月9日 8時) (
レス) @page17 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - hinaさん» ありがとうございます！作りましょうかね､､､､､､ (3月8日 14時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 私も雑談部屋入りたいです😆 (3月5日 0時) (レス) @page16 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - 陽奈さん» いつも暖かいコメントありがとうございます！！記念すべき一人目です！ (3月4日 23時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - こんな私でも良ければ、雑談部屋に入りたいです、！ (3月4日 11時) (レス) @page16 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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