橙色が滲むもの。【文スト】【太宰治】

帰るぞ ページ15

あの後「文化祭よりも、体育祭の話した方が善くない？」と云う委員長の言葉により、体育祭の借り物競争の話をすることになった。


「まず、皆さんには借り物競争に出場してもらう人を5人と、競争の実行委員を一人決めてもらいます」


「はいはいはいはい！実行委員やる！」


「他にやりたい人は？」


「､､､､､いないね！」


「では借り物競争実行委員はシオンさんに決まりです」


この時、クラスにいるシオン以外の全員が思った。


コイツにお題とか決めさせて大丈夫か。


そして、走者はクラスでも足の速いメンバー。


其の中には文也とリアコちゃんも含まれている。


「リアコぉ〜、みんなの足引っ張りそうで恐ぁ〜い」


文也はぼそりと呟く。


(女子の中でダントツ足速いくせに)


(うるせえよ、てめえの脚物理的に引っ張ったろか)


文也がしゅっ、と静かになった。







◇◆◇◆◇◆


放課後。


実行委員となったシオンは作業室にて、紙にお題を書いていた。


「､､､､､､､ぃよしっ。そろそろ帰ろ」


シオンは作業室から出た。


すると、廊下には________________











「よ」


「､､､､､､､待ってたの？」


「逆にそれ以外あるか？」


「文也､､､､､､､何か企んでるな？」


「フフン。ゲーセン行かね？」


「行く！」


会話が中学生ではない二人は、仲良く靴箱へ向かって行ったのだった。







◇◆◇◆◇◆


遅すぎましたね。(反省)

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