プリティー攻防 ページ14
今現在、ミスコンの出場者をクラスで決めている。
ちなみに、このミスコンは体育祭で行う予定のものではなく、文化祭で行う予定のものである。
まだ体育祭は終わってないのだが。
シオンは話し合いを仕切っている委員長に云った。
「委員長ー、リアコちゃんが一番可愛いと思いまーす」
「えぇ〜?リアコぉ、シオンちゃんの方が可愛いと思うよぉ〜?」
「いや、私が可愛いのは当然なのよ。パピマミが美男美女なんだからね」
「自信満々なシオンちゃん可愛い〜♪」
「早く決めろ」
謎のプリティー攻防をするシオンとリアコちゃんの間に、文也が割って入った。
「じゃあ文也は私とリアコちゃん、どっちが可愛い?」
周りのクラスメイト達からおおっ、と期待の声が上がる。
「、、、、、、、、、正直、俺はぶりっ子の方の本性を知っているからな」
リアコちゃんの本性なんぞ知らぬクラスメイトは、ざわざわし始める。
その喧騒の中、シオンは聴いてしまった。
リアコちゃんの舌打ちを。
すると、リアコちゃんはニコニコピュアスマイルで文也に近付き、耳元で何かを囁いた。
仮にも顔の善い文也はモテているので、クラスの女子は憤怒の表情を浮かべていた。
「、、、、、、な〜んてねっ♪」
リアコちゃんは可愛い笑顔で文也から離れる。
そして、文也本人は________________
「真っ青だけど大丈夫そ?」
真っ青だった。
「リアコちゃん、文也に何云ったの?」
「うふふ♪ひ・み・ちゅ〜♪」
綺麗な唇に人差し指をあてる彼女はとても可愛いかったが、きゅるるんとした瞳の奥底に、計り知れない闇を見た気がした。
そして、文也の脳内では、リアコちゃんの言葉が既に何度も反芻されていた。
「てめえ、あたしの可愛いツラ剥がそうとした事、覚えてろよ」
123人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ran(プロフ) - 今回もサイコーでした!! (3月9日 8時) (レス) @page17 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - hinaさん» ありがとうございます!作りましょうかね、、、、、、 (3月8日 14時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 私も雑談部屋入りたいです😆 (3月5日 0時) (レス) @page16 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - 陽奈さん» いつも暖かいコメントありがとうございます!!記念すべき一人目です! (3月4日 23時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - こんな私でも良ければ、雑談部屋に入りたいです、! (3月4日 11時) (レス) @page16 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ