あ、スタバ ページ11
音楽の授業中。
「えー、ヨーデルは迚高い高音で成り立っています。えー、先生は歌えるけど、えー、歌える人ー?」
「はいはいはいはーい」
シオンは手を挙げた。
ナルキッソスはシオンを見た。
「えー、じゃあシオンさん、歌える?」
「イエース」
文也は怪訝な顔をしてシオンを見た。
(お前、歌えんのか?)
(任せろ)
シオンは深く息を吸って歌い始めた。
「口笛はなぜ〜♪遠くまーで聴こえるの♪あの雲は何故〜♪わたーしを待ってるの♪おしーえてーおじいーさん〜♪おしーえてーおじいーさん〜♪おしえてー♪アルムーのーもーみーのーきーよ〜♪」
「ハ○ジを歌うな!!」
思わず立ち上がってしまった文也を見たシオンは云う。
「あっ!立った!文也が立った!」
「ク○ラが立った!みたいに云うな!!」
「おじいさあーん!ク○ラが立ったわー!」
「お前、校長をおんじにすんなよ」
◇◆◇◆◇◆
職員室にて。
「貴方達は本当に仲が善いわねえ」
「「仲良くない!!」」
二人の目の前に居るのは美術を担当している、副担任のオネエ先生。
「せんせー、文化祭いつ?」
「シオンちゃん、あたしの話聞いてた?」
「聞いてた聞いてた。うん、聞いてたよ。で、文化祭いつ?」
「まだ中学校だから好き勝手できないのよねぇ、それが」
「ミスコンくらいしよーよ」
「男子は如何するのかしら?」
「男子は女装コンテ、、、、、、、其れだ!」
「は?」
「せんせ!男装・女装のミスコンしよ!」
「校長先生にお許しを貰わなきゃねえ」
「おんじね!じゃあ許可貰ってくるーー!」
シオンはどたばたと職員室から去って行った。
「、、、、文也君」
「、、、、、、、はい」
「あたしと恋バナしない?」
「えー」
「お菓子食べ乍ね」
「する」
「ありがと〜♪ミントティーとハーブティーと紅茶、どれが善いかしら?」
「麦茶」
「無いわぁ」
「てか、体育祭すら終わってないのに文化祭は早くないか?」
「体育祭でミスコンする?」
「どーでしょうね」
文也は出されたコーヒーを飲んだ。
「あ、スタバ」
「新作なのよ」
「甘い」
「そお?」
◇◆◇◆◇◆
オネエ先生お気に入り。
123人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ran(プロフ) - 今回もサイコーでした!! (3月9日 8時) (レス) @page17 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - hinaさん» ありがとうございます!作りましょうかね、、、、、、 (3月8日 14時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 私も雑談部屋入りたいです😆 (3月5日 0時) (レス) @page16 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - 陽奈さん» いつも暖かいコメントありがとうございます!!記念すべき一人目です! (3月4日 23時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - こんな私でも良ければ、雑談部屋に入りたいです、! (3月4日 11時) (レス) @page16 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ