チート呪術師さん【呪術廻戦】 (ページ10)

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9話ページ10

NOsaid

釘崎はAに頭を下げた
Aは少々困り顔だ

恵「これからどっか行くんですか？」

五条「ふっふっふっ、せっかく一年が3人
揃ったんだ。しかもその内二人はお上りさんだ」

夏油「行くだろう？観光旅行」

虎杖と釘崎は目を輝かせた

虎杖「行く行く！やっぱりTDLでしょ！」

釘崎「バカか？TDLは千葉だよ！
ここは中華街一択でしょ！」

虎杖「中華街も東京じゃねぇだろ！」

「言い合っている所悪いけど、もう場所は
決まってるから」

五条「さぁ行くぞ！六本木へ！」

虎杖、釘崎「六本木ぃぃ！！」

Aは申し訳なさそうに
下を向いた

ーー

ーーー

虎杖「…なぁ、先生。ここって本当に六本木？」

目の前にあるのは廃ビル
虎杖と釘崎は五条を睨んでいた

恵「いますね、呪い」

釘崎「嘘つきぃぃぃ！！」

そんな二人を見てﾆﾔﾆﾔしている五条
Aは性格悪いなとジト目で見つめていた

五条「デカイ霊園があってさ。廃ビルとの
ダブルパンチで呪いが発生したってわけ」

虎杖「やっぱ墓とかって出やすいんだ」

しっかりと切り替えた虎杖に
Aは感心していた

恵「墓地そのものじゃないんだ」

夏油「墓地=怖いと思う人間の心が問題なのさ」

虎杖「あ～！学校とかでも似た理由だったわ」

釘崎「あんた、そんなことも知らないの？」

「野薔薇、悠仁はね最近呪術師になったんだよ
両面宿灘の指を飲み込んだからね」

釘崎「飲み込んだぁぁ！？特級呪物をぉぉ！？」

釘崎は驚いていた
どうやら、虎杖の事情を知らなかったらしい

釘崎「きっしょ！あり得ない！衛生概念
キモすぎ！あんたどうなってんの！？」

恵「これは同感」

虎杖「えぇ…あの時は仕方なかったし…」

口を尖らせる虎杖
すると五条が続けた

五条「君たちがどこまで出来るか知りたいんだ」

夏油「野薔薇、悠仁。２人で建物内の呪いを
祓ってきてくれないか」

「でも、呪いは呪いでしか祓えない…悠仁はまだ
呪術使えないんでしょ」

五条「いや、悠仁は半分呪いみたいなもんだから
体には呪力が流れているよ」

夏油「でもまぁ、呪力の制御は一朝一夕には
いかないからね。これを使うといいよ」

虎杖「おぉ！」

Aはどこかで
見たことあるような物に違和感を覚えた

「これは呪具、屠坐魔…呪力のこもった武器ね
これなら呪いにも効くから大丈夫だよ」

虎杖「よっしゃやるぞ～！！」