チート呪術師さん【呪術廻戦】 (ページ7)

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6話ページ7

NOsaid

次の日ーー

夏油「やぁ、A。昨日は大変だったね」

「傑、おはよう」

彼の名前は夏油傑
この高専の教員をしている。

夏油「特級呪物を食べる子が出てくるとはね
で、彼はどうなるんだい？」

「死刑」

夏油「だろうね」

「一応、執行猶予付いてるけどね…
あんな良い子が死刑なんて本当にこの世は
腐ってるよ」

夏油「執行猶予が付くだけまだましだね」

「上の奴らはすぐに殺したがるからね」

夏油「隈が出来て寝不足かと思ったら
それで悩んでいたのかい？」

「ｱﾊﾊ、私が寝不足なんてあり得ないでしょ」

夏油「けど、付いてるよ隈」

「化粧」

夏油「Aは嘘が下手だね」

「恵と約束したんだ…私に不可能はない
必ず、上の奴らの考えを変えて見せるよ」

夏油「その為には、彼にも頑張って貰わないとね
心配要らないだろうけど」

「悟、彼に何て言ってると思う？」

夏油「さぁ、どうせストレートに伝えてるよ」

「それには私も同感」

一方で五条と虎杖は…

虎杖「えっと…もう一度お願いします」

五条「だから、君。死刑ね」

Aと夏油の予想は当たっていた

五条「いやいや、頑張ったんだよ？特にAが
そのお陰で死刑は死刑でも、執行猶予がついた」

虎杖「執行猶予？今すぐじゃないってこと？」

五条「そ、１から説明するね」

五条の説明はこうだ。

両面宿灘の指は計20本
この高専ではその内6本保有していると

この指は壊せない
それだけ強力な呪いらしい

五条「日に日に呪いは強まっているし、今居る
呪術師じゃ封印は出来ない…いや、Aなら
もしかしたら出来るかも知れない。でも、絶対
ではない、そこで君だ」

虎杖が死ねば中の宿灘も死ぬと言う
単純な話だった

五条「うちの老人どもは臆病でね。今すぐ君を
殺せと騒ぎ立てているんだ…ま、Aが凄い
殺気出して説得したから今は黙ってるけどね」

殺すなんて勿体ない
宿灘に耐えられる器なんて
今後産まれてくる保証はない

五条「どうせ殺すなら、全ての宿灘を
取り込ませてから殺せばいい」

上は了承した。後悔しない地獄を選んでくれーー

夏油「Aは頑張ったんだ。そこまで深く
考える必要はないさ」

Aの寝不足に気づいた夏油は
優しく語りかける

「…初めてだよ」

夏油「ん？」

「私に不可能はない…そう思っていたけど私にも
不可能はあるらしい」

夏油「A…」

「私は必ず約束は守る。１人になってでも悠仁を
助けるよ」