兄としての優しさ2 ページ16
リュゼ皇子『宰相はそんなことを言っていませんでしたが…確かに、欠席して非難されるのはメアになります…ね？』
『多分どころか、確実にそうなりますよ』
リュゼ皇子『……メアを非難の的にしたくはありません。騎士殿、どうかメアが戴冠式に出られるように、暗躍−−いえ、指導とか先導とかをしてください』
…今、暗躍とか言いましたよね…？……
『…あの、本当にメア皇子を心配してますか？』
リュゼ皇子『当たり前です。あの子は可愛い可愛い私の弟なのですから』
……本当なのでしょうか…？
リュゼ皇子『どうかあの子をよろしくお願いします。まずは部屋から引っ張り出すところから、よろしくお願い致しますね♪』
リュゼ皇子は結構な無茶を言いますね…でも、確かに皇子の不摂生を目の当たりにしたら、あの引きこもりは気になりますね…戴冠式を含めて、外に出るのにはちょうどいい機会だと思いますね…
よし。この依頼、承けましょう。早速メア皇子の従者さんと相談してみましょうか
〜メア皇子の部屋の中〜
メア皇子『……』
『色々あって、メア皇子の“仮従者”になりました。正しく言うと、メア皇子の生活改善係という形ですね』
メア皇子の従者さんと話したら、泣いて喜ばれましたよ…
キュアラン様『キュアランはそんなことしないんですけどぉ〜？あなた、何だか騎士っていうより本物の従者みた〜い！』
『イナコでは、自分のことは自分でしますから。ところで、そろそろメア皇子がお話されてもいい気がしますが…？』
キュアラン様『皇子はぷんすこなのですわ！ミアモと言えど、人の部屋に勝手に入ってくるなんて』
『30分、部屋の前で待っていましたらメア皇子の寝息が聞こえましたからね。待ったなしで突入しましたよ』
メア皇子『…人嫌い、あんたも嫌い…帰れ、ばーか…』
…これは時間がかかりそうですね……
〜次の日 メア皇子の部屋の中〜
さて、メア皇子の“仮従者”となったのですが…
『メア皇子。起きてください』
メア皇子『…世界なんて、滅びろ…』
『そんな物騒なこと言わないでくださいよ…最初は辛いかもしれませんが、慣れればすんなり起きられるようになりますので、起きてみましょうよ』
メア皇子『…なんてウザい奴なんだ…』
『朝食もありますよ。美味しそうですよ』
メア皇子『………………………いらない』
『そんなにタメを作って断らないでください…せっかく用意したのですから…』
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アクア(プロフ) - ゆうゆうさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2017年2月2日 22時) (
レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - 初めまして！アクアさんの小説を拝見させてもらってます！loveendもdameendも見たいんですが、loveendの方が見たいです！更新頑張ってください！！誤字、脱字あったらすみません… (2017年2月2日 21時) (レス) id: 7b0730e17c (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - シノさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張りますね♪ (2017年1月31日 20時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - はじめまして！いつも楽しく拝見させてもらってます！loveもdameもみたいですが、どっちかと言うとloveの方が見たいです！ (2017年1月31日 20時) (レス) id: f1d999b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪これからも頑張りますね！ (2017年1月5日 17時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィリア | 作成日時：2016年11月25日 23時
