兄としての優しさ ページ15
メア皇子従者さん『滞在中だけでよろしいので、どうかメア皇子のお話相手になっていただけないでしょうか！？』
『私は全然いいですよ。でも、メア皇子はお部屋から出てこられないですよね…どうやってお話相手になればいいか…』
メア皇子従者さん『あぁ…このままでは、役立たずの従者ということで城から追い出されてしまう…！』
『そんな！』
メア皇子従者さん『…一文無し生活か…そして、波浪の日々に…』
『お話相手ならいくらでもいいですよ！』
メア皇子従者さん『ありがとうございます！では、メア皇子の部屋へどうぞ、どうぞ！』
と言われるままに、私はそのあとメア皇子の部屋に行って来ました。何だか大変なんですね…セレンファーレンの従者さん達も…
〜次の日 サンフィリア城 姫様の部屋〜
姫様は『キャラバンの手伝いしてくるね』と言い残して街に降りていきました。私も今日はお手伝いは特にないらしく、時間が空いている状況…どうしよう…
ｺﾝｺﾝ
誰でしょうか？今、姫様はお出かけされているというのに…
侍従さん『失礼致します。イナコの騎士様』
リュゼ皇子『騎士殿。突然お伺いし申し訳ありません』
『リュゼ皇子。どうしましたか？』
リュゼ皇子『私の弟メアのことを、騎士殿が気にかけて下さっていると侍従から聞きました』
『あはは…でも、今まで誰もメア皇子のことを気にかけていなかったのですか？部屋にずっと引き籠っていますし、ご飯もまともに食べてなかったみたいでしたよ？』
リュゼ皇子『…弟には私と違って、重い荷物を背負わせたくないと思っております。ですから、弟には出来うる限りの自由を与えました』
そしたら自由に引き籠ってしまったのですね…
リュゼ皇子『弟に騎士殿のような友人が出来たことを兄としてとても嬉しく思います』
優しいお兄様ですね
リュゼ皇子『後、もうひとつお伝えしたいことがあります。この度、私が新皇に即位する戴冠式の日取りが決まりました』
『それは、おめでとうございます』
リュゼ皇子『姫と騎士殿には、是非とも出席していただきたいのです』
『きっと姫様も喜びますよ。…ですが、戴冠式となると、メア皇子も出席しないといけないのでは？』
リュゼ皇子『…本来はそうですが…メアが嫌がるようでしたら、私は欠席で構いません。戴冠式の不祥事扱いになろうとも』
侍従さん『なんとお優しい皇子…！』
『いやいや、構いましょう！それにその場合、欠席するメア皇子が非難されますよ？』
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アクア(プロフ) - ゆうゆうさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2017年2月2日 22時) (
レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - 初めまして！アクアさんの小説を拝見させてもらってます！loveendもdameendも見たいんですが、loveendの方が見たいです！更新頑張ってください！！誤字、脱字あったらすみません… (2017年2月2日 21時) (レス) id: 7b0730e17c (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - シノさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張りますね♪ (2017年1月31日 20時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - はじめまして！いつも楽しく拝見させてもらってます！loveもdameもみたいですが、どっちかと言うとloveの方が見たいです！ (2017年1月31日 20時) (レス) id: f1d999b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪これからも頑張りますね！ (2017年1月5日 17時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィリア | 作成日時：2016年11月25日 23時
