セレンファーレンでの夜 ページ13
今、セレンファーレンは夜です。私はセレンファーレンの騎士さん達のお手伝いで、夜の見廻り中です。メア皇子の部屋の周辺を見廻っています
『セレンファーレンの騎士さん達も大変なんですね…私もよく遅くまで見廻りとかしていたけど、まさかこんなに広いお城を少ない人数で見ないといけないなんて…すごいです…』
？『ううう…ううう』
『…！……何この声…？……もしかして幽霊…！？』
恐いこと嫌いなのに、見たいと思っちゃうのは何ででしょう…？えっと、ここから声がした気がする…ってあれ？ここってメア皇子の部屋ですよね？
？『ううう〜っ！ …ら、へっ…！！』
ぎぃぃぃ……
『あれ？扉が開いてる…』
〜メア皇子の部屋の中〜
『今の声はメア皇子ですか？大丈夫ですか？何だか苦しそうな声が聞こえましたよ！？』
メア皇子？『うっさい…』
『メア皇子？少し暗いのでカーテン開けますよ！』
月光が入れば少しは明るくなるはず…
ｼｬｯ！！
メア皇子？『うるさいっ！それよりご飯っ！』
えっ！まさか…？
『えっと、メア皇子でしょうか…？』
メア皇子？『…だったら、どうなんだよ…』
この方が、メア皇子…何だか顔色があまり良くない…それに、今まで話をしていたキュアラン様のパペットが腕に抱かれているって…やっぱりこの方がメア皇子だ！
『あの、初めまして…ではありませんが、ほぼ初めまして。イナコ国の騎士、アクアです』
メア皇子『知ってるよ。イナカ国だろ』
なんか少し違う気が…
ぐぅぅぅ〜
わあっ！ご飯、ちゃんと食べなかったから、お腹が鳴ってしまいました！恥ずかしい…！
メア皇子『うう…』
ぐぅぅぅ〜、きゅるるる〜
今のはメア皇子のお腹の音…？
メア皇子『キュアランの新作本読んでたら…食べるの忘れてて、そのまま…』
『あら…』
メア皇子『…昨日の昼から…』
『昨日ですか！？』
〜数分後〜
『メア皇子、開けてください』
メア皇子『……』
ぎぃぃぃ…
『厨房でこっそり作って来ました。軽食です』
メア皇子『ハム、焼いてない…』
『火が使えませんから…』
メア皇子『パンに卵も挟んでない…』
『火が使えないんですよ…そこは我慢してください…』
メア皇子『…全部、ぶった切っただけの料理…』
『あの、文句ばかり言うのでしたら、私が食べますよ。』
ひょい
メア皇子『おい、俺のご飯…！』
『空腹は何よりの調味料です』
メア皇子『…ふん、知ってるそれくらい。いいから寄越せ』
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アクア(プロフ) - ゆうゆうさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2017年2月2日 22時) (
レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - 初めまして！アクアさんの小説を拝見させてもらってます！loveendもdameendも見たいんですが、loveendの方が見たいです！更新頑張ってください！！誤字、脱字あったらすみません… (2017年2月2日 21時) (レス) id: 7b0730e17c (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - シノさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張りますね♪ (2017年1月31日 20時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - はじめまして！いつも楽しく拝見させてもらってます！loveもdameもみたいですが、どっちかと言うとloveの方が見たいです！ (2017年1月31日 20時) (レス) id: f1d999b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪これからも頑張りますね！ (2017年1月5日 17時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィリア | 作成日時：2016年11月25日 23時
