私、四葉です 弐【刀剣乱舞】

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演練に赴くとかなり人がいた





久々の外にはしゃぐどころか





人混みを見た瞬間にHPが瀕死まで下がった







(帰りたい……)



まあ、確かにここなら後ろの人達に殺される心配はないけれど





地面を歩くたびに



生気を大地に吸い取られているような気持ちになる









安定と清光は出陣するらしいし




山姥切も内番で私を警護出来ないときた





離れに一人は危険だし







通訳さんの長谷部を連れて



演練に行くのが妥当だろう









ちなみに、これは蛇足だが





第三部隊を遠征に行かせ



第二と第四は出陣



長谷部曰く、今日から本格的にするらしい






今までは手入れの相談が無いところを見ると



高レベル編成していたのだろう









「……と、すみません」



他の本丸の燭台切にぶつかりそうになり謝る





「いや、こっちこそごめんね」



爽やかに去っていった






ホッとため息を吐くと



誰かに頭をガシッと掴まれた






「お前、うろちょろすんなよ」



「……へ？」




長谷部かな、と思った瞬間



長谷部の声じゃない





「兼さーん」



「国広か、ああ！すぐ行く！」




堀川さんの声が後ろじゃない何処かから聞こえてくる





「さっさと行くぞ」



頭から手が離れて手首を握られて引っ張られる



私の手を掴んでいたのは




和泉守さんだった






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