私、四葉です【刀剣乱舞】

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へし切長谷部side




新しい審神者が来てから


三日月が大和守と加州を監視につけてしまい



殺すタイミングを見計らっていた






どちらか一人だけならオレは倒せる


それが、大和守一人なら尚更だった





だから、あいつがあの新しい審神者を風呂に入れようとしているのに気付いたとき



オレは今だ、と思った







奇襲してみれば、やはり容易く守りを崩せた


守られている審神者も隅で固まっているだけ



(楽勝だな……)





そう考えていた、その次にはオレはその隅にいた審神者と一緒にお湯に突き飛ばされていた




直ぐに起き上がると上にはオレが殺そうとした審神者がいた





「……なんなんだよ、



何なんだよ、お前たちは！！！」



そう言って桶でオレを殴りながら罵倒した


しかし、オレに当たる桶の強さはあまりにも弱く震えていた


それに、八つ当たりをされたようなものだったが


こいつはオレの分霊の話をしているようだ









濡れた髪から滴り落ちる湯が水面を波紋した





これはオレの知っている人間ではない


オレの知っている人間にしては


あまりにも弱く


あまりにも軟弱だった





オレは目の前の奴を試すように


オレも目の前の人間を罵倒した





「オレはもう二度とお前達の命令を聞く気はない」



オレが言い終わると


目の前の奴は笑っていた


"あいつ"のように






「奇遇だね、私も君に二度と主と呼ばれたくない」




否応無く脳裏に焼き付く瞳


愛なんてものじゃない


同情でもない


壊れてるだけではできない


稀有な眼光だ





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