私、四葉です【刀剣乱舞】

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「……ごめん、八つ当たりした」


馬乗りになっていたAは

へし切長谷部の腹の上に桶を置いた




「…………」


へし切さんはまるで、こいつもただの人間か。とでも言いたげにコチラを冷めた目つきで見ていた




Aはその時、濡れた前髪の隙間からそいつを見た




へし切さんと同等の冷えた瞳をしていた








「……貴方を見ていると腹が立つ」



冷静な声でそう言った





「……貴方の分霊だけどね




一番、最初に私を騙したんだよ


主命だなんだと言って、私を唆して………





やっぱり、貴方達も人間の身体を持てばそうなっちゃうんだ



顔が可愛くて、


霊力が澄んでて、


手入れが上手い人間を選んで



劣等種を捨てる



あはは、笑えるね」



何故か勝手に口角が上がる


壊れてる、何かが壊れてる






「ちょっと、四葉！！」


安定の声が聞こえた




「……オレをそいつと一緒にするな



オレだってお前達、人間を見ると虫唾が走る



お前らの傲慢に付き合わされて何人が死んだと思ってるんだ？




オレはもう二度とお前達の命令を聞く気はない」



安定の声に被すように私の言葉に反論したへし切さん


低くて冷めた目と声がよく聞こえる









「奇遇だね、私も君に二度と主と呼ばれたくない」








安定の見たあの碧眼がへし切長谷部を見た




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