私、四葉です【刀剣乱舞】

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「……むむ」


四葉 A。今、周りを確認して廊下を歩いています。



ギギ



床の軋みにビクッ！！と身体を動かす


後ろを振り返るが誰もいない





「……はぁ」


「四葉」



ビクッ！！として前を勢いよく振り返る





「……はぁ、安定か、脅かさないでよ」



目の前には先に風呂に入って中を確認してきた安定がいた




「清光のやつ、上手くやってるかな？」


「どうでしょうね」


清光は今、当日に運ばれてきた私の鞄を探しに行ってくれている


替えの服がそこに入っているからだ



多分、転送先がきっと審神者部屋だから清光は審神者部屋に向かっている




「はい、四葉の霊力の影響で最近、使えるまでになってた」



「……んー、ちょっとまだ汚いな」



服のまま脱衣室を抜けて、いちよう風呂場を見てみる


まあ、使えないことはない


でも、使いたくない




「……平均値の四葉さんは、綺麗にする事にした」



「……何言ってんの？」



怪しそうに私を見た安定の悲しい眼差し


ちょっと心が痛いよ



Aは風呂場の床に手をついて霊力を流し込む




忽ち風呂場には美しさが取り戻されていた




「ふぅー、おわっ」



「お覚悟！！」



キーンと金属音が空気を波紋した


咄嗟に守ってくれた安定の前には


安定よりも身長の大きいへし切長谷部さんだった





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