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緑谷出久side
(すごい、すごすぎる！！)
今まで瞬発力を武器に戦ってきた二ノ宮さん
轟くんはそれを防ぐために氷結で押さえ込もうとした
けれど、二ノ宮さんのは打撃の風圧で氷を打ち消した
「やっぱり、僕と同じ強化する個性なのかな？」
顎に手を当てて、考える
「瞬時の判断能力、
相手の個性への適応力がずば抜けている
氷結を壁に使って、轟くんに攻撃していくとは思わなかった
近接戦に持っていかれれば、轟くんはかなり不利だろう」
飯田くんが自身が戦った感覚も加えて言ったのか
言葉に重みがあった
二ノ宮さんが轟くんの氷結を滑りながら迫っていく
そして、正面に来た瞬間、轟くんの拳を避けつつ
背後に回り込んだ
また、蹴りを入れるのかと思いきや
二ノ宮さんは轟くんの腕を掴んだだけだった
すぐに反撃すると思った轟くんも身悶えるだけで個性を使おうとしない
「オイオイ、どうしたー！轟ー！！
個性が使えねぇのかー！！」
まさか！！
緑谷は思い至る
(相澤先生と同じ個性！！)
多分、轟くんに触れたってことは、
相澤先生みたいに"見て"個性を消すんじゃなくて
"触って"個性を消すタイプ
じゃあ、あの身体能力は元々のもの？！
二ノ宮さんが左手で銃の構えを作って
轟くんの額に当てた
そして、轟くんと何かを話すと突然
「参りました」
二ノ宮さんが笑顔で言った
「…………二ノ宮さん、本当にいいの？」
「はい」
二ノ宮さんがミッドナイトに声を掛けられるが、
全く気にもせず棄権した
轟くんから手を離す
「二ノ宮さん、棄権！！勝者、轟くん！！」
会場はざわついた
どう見ても圧倒的に二ノ宮さんが有利だった
なのに、二ノ宮さんが自ら試合を放棄した
この展開はどう見てもおかしい
だが、当の本人は手を振って笑っている
ふと二ノ宮さんがこっちを見た
二ノ宮さんが笑って手を振ってきた
ような、気がした…………
.
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ねかあ(プロフ) - なんかすみません 完結まで頑張ってください! (10月8日 13時) (
レス) id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - ねかあさん» あ(ﾟωﾟ)６話のやつですね。ありがとうございます、修正しますね。 (10月7日 18時) (レス) @page7 id: 745702dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - 加害者ではなく被害者ではないですか?面白い作品ありがとうございます (10月7日 17時) (レス) @page3 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - 満月雪兎さん» お久しぶりです、満月雪兎さん(*´∀｀*)新作頑張ります！ (2019年4月19日 6時) (レス) id: 15321dbbab (このIDを非表示/違反報告)
満月雪兎(プロフ) - 新作品を作られたと知って飛んで参りました！次の更新を楽しみにしてます！ (2019年4月18日 20時) (レス) id: 911379cf70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大根パンダ | 作成日時：2019年4月18日 18時
