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爆豪勝己side
全く、音がしなかった
この偉そうな奴と一緒に来ていた女だ
間違いねえ
「太っ腹だね！」
女は切島に菓子をもらい
食べている
「私、Ｃ組の二ノ宮 A
よろしくね」
矛盾を混ぜ込んだような女に見えた
「ふむふむ、このまろやかな仕上がり………
メグミーやるな！！」
キノコを裂きながら馬鹿のように叫ぶ女
「オイ」
「ん？」
しかし、端々で見える笑顔に本心は一つもない
「お前、なにもんだ」
爆豪は虫が這うような
胸糞悪い気分で二ノ宮を睨んだ
バッ！とそこに切島が割って入る
「オイ！爆豪、初対面の女子にガン飛ばすなって！
悪いな！こいつ、すっげー目つき悪くてさ」
切島の言葉を聞くや否や
女は蜃気楼のような笑顔を浮かべた
「この人、髪の毛、爆発してるね
アフロみたい」
前言撤回
ただのバカだ、こいつ
ゴキッ
指の関節の音が鳴る
「あ、オイ！爆豪、落ち着けって！！」
「このクソアマ
女だろうが容赦なく叩き潰す！！」
「え？キノコあげないよ」←
「んな、話してねぇよ！！」
ケラケラと面白がって笑う女に一発、
爆風を浴びせようとした
しかし、いつの間にか
オレが地面に倒れていた
「かっちゃん！！」
デクの声が響く
(今、何が起きた………)
教室内が騒然とする
その中で目の前の女だけが、
何もなかったかのように菓子を食べ続けている
(違う、こいつ今…………
オレが個性を発動する前に
足を引っ掛けやがったっっ！！！)
「お前、っっ！！」
「喧嘩売ってきたのはそっちだよ？
なんで、逆ギレ？」
女は困ったような顔をする"フリ"をした
もう一度、次は手に力を込める
「かっちゃん！流石に、女の子に手をあげるのは……っっ！！」
ピタッ
拳を止める
女はチラリとオレを見ているだけだ
だが、今、動けば
.
____________________
獣のような直感が
ピリピリと張り詰めている
オレはゆっくりと拳を下ろす
二ノ宮は何も言わずに教室から出ていく
その背中を睨みつける
(二ノ宮A…………)
.
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ねかあ(プロフ) - なんかすみません 完結まで頑張ってください! (10月8日 13時) (
レス) id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - ねかあさん» あ(ﾟωﾟ)６話のやつですね。ありがとうございます、修正しますね。 (10月7日 18時) (レス) @page7 id: 745702dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - 加害者ではなく被害者ではないですか?面白い作品ありがとうございます (10月7日 17時) (レス) @page3 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - 満月雪兎さん» お久しぶりです、満月雪兎さん(*´∀｀*)新作頑張ります！ (2019年4月19日 6時) (レス) id: 15321dbbab (このIDを非表示/違反報告)
満月雪兎(プロフ) - 新作品を作られたと知って飛んで参りました！次の更新を楽しみにしてます！ (2019年4月18日 20時) (レス) id: 911379cf70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大根パンダ | 作成日時：2019年4月18日 18時
