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部屋が突然、冷気に包まれる
部屋の壁に霜が降りる
「私と戦うの？」
Aが笑いかけると
轟は焦りを隠すように睨んだ
「…………」
「私、君に興味ないんだけどなぁ」
サッっと冷たい風が轟の頬に当たる
足を凍らせたはずなのに
Aはまるで最初から何もなかったかのように
突然、轟の前に立っていた
そして、轟の頬を撫でる
その指先には殺気を纏っていた
「あ、でも、半冷半燃の個性ならもっと強くなるはず
エンデヴァーもそれを狙って個性婚したわけだし」
期待させてほしい
それを肌で感じさせてほしい
オレは強い、と
.
.
お前を倒せると言ってほしい
「エンデヴァーを殺して
君が、私を恨んで
将来、ヒーローになる！
そしたら、きっと強いヒーローになるはずだよ」
Aは轟から手を離す
大切な卵を壊してしまっては意味がない
すると、轟がAのネクタイを引いた
Aはすぐに避けることができたが
そうしなかった
轟焦凍
「お前の思い通りになると思うなよっっ………！！」
これが、君の"輝き"
Aは本当に嬉しそうに轟に笑いかけた
「焦凍〜、一体、どうしたの？
家中、氷だらけ________」
その時、廊下から轟の姉の声がした
「姉さん！！」
轟は必死そうに私から遠ざけようと
考えを巡らせている
その間も冬美と思われる足音はこちらに近付いてくる
その瞬間、
Aは轟のネクタイを引いた
「焦凍〜？
ここにいるの__________
ひゃっっ！！！？」
応接間の前で滑ってこけた冬美
轟とAがキスをしていた
「ひゃー、ごめんねっっ！
お姉さん、全然、空気読めなくてっっ」
Aは轟の唇から離れて
振り返って見る
いつもの
「すみません、焦凍が照れちゃって
お姉さん、大丈夫ですか？」
冬美はなぜか大袈裟とも言える挙動で
嬉しそうに大きく頷いた
「……いいのよ〜っっ！
ごゆっくり〜」
冬美は応接間の障子を静かに閉めた
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ねかあ(プロフ) - なんかすみません 完結まで頑張ってください! (10月8日 13時) (
レス) id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - ねかあさん» あ(ﾟωﾟ)６話のやつですね。ありがとうございます、修正しますね。 (10月7日 18時) (レス) @page7 id: 745702dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - 加害者ではなく被害者ではないですか?面白い作品ありがとうございます (10月7日 17時) (レス) @page3 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
大根パンダ(プロフ) - 満月雪兎さん» お久しぶりです、満月雪兎さん(*´∀｀*)新作頑張ります！ (2019年4月19日 6時) (レス) id: 15321dbbab (このIDを非表示/違反報告)
満月雪兎(プロフ) - 新作品を作られたと知って飛んで参りました！次の更新を楽しみにしてます！ (2019年4月18日 20時) (レス) id: 911379cf70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大根パンダ | 作成日時：2019年4月18日 18時
