恋人の恋人【ハイキュー】

解答４１ 電話 ページ42

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「なーんかおっかしぃっと思ってたんだよね！！」







ＩＨ予選が終わった夕方







白鳥沢学園に負けた青葉城西(主に及川)に




絡まれていた







「そもそもAちゃんが童顔なのが悪い！」





「人の顔、貶してます？」






馴れ馴れしくも肩に腕をおいてくる





この無神経な男にそろそろイラついていた









「オイ、ボケ川。ウザ絡みも大概にしろ」






「これが、絡まずにいられるわけないでしょ！？」






岩泉にも噛み付いた及川は拳を食らった









「ありがとうございます」





岩泉に感謝を述べ




凝った肩をグルグルと回す







「それじゃあ、私、電車なので。失礼します」






ガシ！







「ちょっと、待って！！」




「鬱陶しいですよ」





及川が執拗に腕を掴んでくる








「……何ですかっっ？」





「牛若ちゃんとどういう関係なの？」







「先輩です、中学の時の」





「えー、でも今、長虫中って」





ポケットに入れていた携帯が鳴る




好機とばかりに及川の手を振りほどき





携帯の画面を見る









ブー、ブー






「…………」





藤本は画面をジッと見るだけだった









ブー、ブー








「…………」






電話が切れるのを待つ





及川が画面を覗き込む









「何で、出ないの？




"要"って友達でしょ？」









電話が切れた









「……話すことなんてありません」







藤本はポケットに携帯を入れた








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