～happy end～【完】 (ページ13)

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「、っ！神ちゃっ、！」

「しげっ！俺、崇裕様から聞いてっ、シゲのこと探してたんよっ、足！大丈夫、、やないね、」

神山智洋。

彼もまた執事。A様の友達、濵田眞子様の執事。

彼とは沢山の恋の相談もしてきた。

「シゲ、本気なんよね、？」

「あぁ、本気や。」

さっきまで真剣な顔をしていた神ちゃんは俺の返事にフッと笑うと、乗っていた車から降りた。

「この車、使ってや。、、っ行け、」

「っ、ええの、？」

この事がバレたら彼も同罪だろう。解雇だけでは済まないかもしれない。

「ほら早く、、、！」

頑張れよ、、。そう言って神ちゃんは優しく笑った。

パンッと乾いた音がしたかと思えば神ちゃんが膝から崩れ落ちた。

「ひっ、」

もう死んでいることはみなくても分かった。

小瀧と藤井の恐ろしさをまだわかっていなかった気がした。

「神ちゃんっ、、ごめん、ありがとう。」

俺は急いでA様を車に乗せる。

俺も乗ろうとした時に藤井に腕を掴まれたが何とか車に飛び乗って、車を発進させた。