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Aside
A「あはは…楽しいですよ？」
猫又「……」
A「……」
ニコッと笑顔を作って言ったのだが、育史おじちゃんは何も言わずにじーっと見つめてくる。何かを探るような本心を探るようなその目に、内心焦り、冷や汗がダラダラと出てきて止まらない。
猫又「ほう……“本音”は？」
A「本音…ですけど」
猫又「…うそつけ、顔に出てるぞ」
A「う"っ……」
猫又「それで…本音は？」
A「…………楽しくはないです」
烏野「「「！！？」」」
音駒「「「…？」」」
夜久「…っ！！」
A「正直言って…つまらないって思ってます」
猫又「……」
A「……でも」
猫又「？」
A「─退屈はしないです」
猫又「！……そうか。…いつか、楽しいと思える日が来ると良いな」
A「…！……はい」
武田「…Aさん、何かあったんですか？」
繋心「へっ！？」
武田「いえ…Aさんはバレーが好きなんだと思ってましたから」
清水「確かに、Aちゃんバレーしてる時楽しそうでした」
繋心「？…あ、あぁ町内会チームとやった時か。…あいつのことだからあんま詳しくは言えねぇけど……今のあいつは、バレーを楽しいと思ってない」
武田･清水「「！？」」
武田「…え、今は？」
繋心「……バレーが好きなのは変わらねぇと思う。けど…楽しいかって言われるとそうじゃねぇ。あの時…あいつはバレーが楽しいと思わなくなった。きっと怖いんだ…あいつは……」
武田「え？怖いって何が─」
繋心「…これ以上は言えねぇ。あいつ自身が話すその時まで、待ってやってくれ」
武田･清水「「……」」
武田「そうですね、無理にはだめですから」
清水「…私は待ちます。Aちゃんが私達に話してくれるまで…」
繋心「あぁ、そうしてくれると助かる…」
武田「Aさん…あぁして笑ってますけど、あの“笑顔”の裏には何か大きなものを抱えているんですね…」
繋心「！…あぁ、一人で抱えるには大きすぎるものをな…。あいつは…「人に頼る」という当たり前のことを知らない。だから一人で抱え込んでる…。あいつのこと頼むわ。俺でも無理だった…やっぱ同年代の奴の方が良いのかもしんねぇからな」
清水「！…はい、勿論です」
武田「“頼る”…人によって簡単かどうか、違ってきますからね…」
繋心「…あぁ」
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ミカサ(プロフ) - すみません！パスワード書いてあったの気づきませんでした！ (2月23日 16時) (
レス) id: a4e2fbbecf (このIDを非表示/違反報告)
ミカサ(プロフ) - こんにちは！一番最初から読みたいのですが、パスワードがかかっていて読めないので、教えて欲しいです！！ (2月23日 16時) (レス) id: a4e2fbbecf (このIDを非表示/違反報告)
大福好き(プロフ) - ヒナどりさん» そうなんですね…私も猫被りまくりですよ笑。続編はあります。←更新は不定期ですが… (2022年5月15日 18時) (レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
ヒナどり - すみません、間違えました、作品を見させてもらいました。私も夢主みたいに友人、家族にも性格を偽ってピエロみたいな生活をしています。これを見て、自分も頑張ろうと思いました。この続き気になります！これからも頑張ってください！ (2022年5月14日 21時) (レス) id: c8eb7115c1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナどり - こんにちわ (2022年5月14日 21時) (レス) id: c8eb7115c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福モチ | 作成日時：2021年12月13日 20時
