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こいつから情報を聞き出すために
もう一度話しかけようとした。

「ねぇ、小野くん。」

返事がない。もう一度呼びかけても返事がない。

(こいつ、意識あるのか?)

そんなこと思いつつ顔を除き混んで話しかけた。

「小野くん?どうしたのそんな怖い顔して?」

『えっ、あ。なんでもないですよ!ちょっと
考え事してただけです!』

ただ考え事をしていただけか。あんな険しい顔に
なるくらい悩むことなのか?

「そう?もし体調が悪くなったら言うんだよ。」

『はい。でも心配しなくて大丈夫ですよ!俺、
あんまり風邪とか引かないんで!』

「おっ!小野くんは強い子だねー」

『えっへん!って俺は子供じゃないですよ!』

「はいはいw」

こういうやりとりをしていると反応が面白くて
もっと苛めたくなってしまう。
そう思いもっとやろうと思っていたら
厄介なものが目に入った。

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作者名:八雲橙 | 作成日時:2019年2月22日 22時

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