僕は君を……"護りたい" (ページ11)

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陸ページ11

「小野くん以外に？」

『うん。』

「うーん………あっ、いる。」

『ホントに！？』

「うん、君みたいに沢山来る人。でもなんで知りたかったの？」

『あ、いや～なんとなく…？』

案外いるもんだな。世の中って広いけどホントは
狭いのかもね。

「ふーん…ま、いいや。そう言えば今いるよ。」

『マジっ！？』

「うん。会ってみるといいよ。多分、3階の星の棚のとこにいると思うよ。」

『分かった、ありがとうまじー！』

「どういたしまして。あと、静かにしててねー！」

『わかってる～♪』

星か、宇宙とかが好きなのかな？
どんな人かな？綺麗な人かな～可愛い系の人かな～

待てよ。
なんで今から会いに行こうとしてるんだ？
初対面だぞ、しかも男かもしれないんだぞ。
一度話を整理してみよう。

ｰ勇者大輔ノ行動。

-勇者大輔ハ考エタ。

1.立花くんの言われた通り聞いてみた。

ｰ勇者大輔ハ更ニ考エタ。

2.いることが分かった。

・・・ここからだよ……

　・
　・
　・

あっそうだ。その人が"女の人"だったら話し掛ける。もし"男の人"だったら何もせず帰る。
よしこれで行こう！

こうして俺、勇者大輔は階段をなるべく速くかけ上がって行ったのだった。

なんだこれ？