【名探偵コナン】警察学校に通う元監督生 (ページ5)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:365 hit

第3話　CASE.優木ページ5

『何故だ……』

私は頭を抱えたくなった
出来ないのだ、女友達というものが

萩原「Aちゃ～ん
今度の課外授業さ俺と陣平ちゃんと組むでしょ？」

『うんうん、組む組む』

萩原「適当～」

研二は紙に私の名前を書いて教官に出しに行った

『課外授業かぁ』

嫌な予感がする私にとって
ずる休みしたい授業である

降谷「優木は萩原たちと組んだのか」

『降谷くんは……あぁ諸伏くんと班長ね』

多分だけど
私たちの班と降谷くんたちの班、一緒に行動するな

『それにしても課外授業の場所が山ってさ
体力アップが目的なんだっけ？』

降谷「らしいぞ
まぁ、山は天気が変わりやすいからな
いつどこまで行動するか、観察力も問われるだろう」

山ねぇ……
異世界にいた時なんか週一登ってたからな
妙にニコニコしてる先輩と一緒に

『……(でもやっぱり嫌な予感がする)
目線感じるんだよなぁ』

…………

松田「疲れたな……」

『うん……』

課外授業当日
どうやら雨が降った後なのか地面が濡れていたし
滑りやすくなっているしで体力がいつも以上に
奪われていた

萩原「班長たち速ぇ……
もう次の場所行ったって」

松田「まだ時間あるから良いだろ……」

『同意……』

私たちはスムーズに進んでいる方だ
後ろにまだまだ居るし、陣平の言う通り急がなくても
大丈夫だろう
……多分、班長たちの体力がおかしい

『小腹空いた……
ちょっと缶詰めとか取ってくるけど、いる？』

松田「くれ」

萩原「俺も～」

今回の最終目標は頂上まで行くこと
それまでに何ヵ所か休憩スポットがあり
そこには空腹を満たすための食品(缶詰めなど)がある

最近の缶詰めは色々な種類がある
サバ缶だけでなくパンなども入っている
とても便利だ

『(美味しそうな物が残ってると良いけど
……あ、発見)これにしよっかな』

「優木さん、ちょっと良いかしら」

『……はい？』

もう嫌な予感がする
だって１０人近い女子に囲まれているのだから

『なんでしょう、要件なら１人ずつ
お願い出来ます？』

「っ！いつもいつも萩原君達と一緒で
腹立つのよ！！」

うわっ、出た
これ中学の頃からあるんだよなぁ

『別に私が一緒にいて貴方達に何か不都合でも？』

「あるに決まってるでしょ！！」

一緒にいたら昼ごはんに誘えないとか
告白できないとか色々言われる私
……いや、私悪くないよね

『(はぁ、女子って本当にめんどくさい)』

「っアンタさえ居なかったら！！」

ﾄﾞﾝｯと体を押された