【名探偵コナン】警察学校に通う元監督生 (ページ3)

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第1話　CASE.松田陣平ページ3

『(……フラグ回収乙
ってこの事かぁ)』

嫌な予感がした翌日、鬼塚教官のクラスである私たちは一周多く走っている
理由は知らないが、
どうせ陣平が喧嘩を売ったのか
喧嘩を売られたのだろう

同じく鬼塚教官のクラスであり総代として入学式に
参加していた降谷くんが陣平と同じくらい
顔がボロボロなので、喧嘩したのはこことだろう

『(それにしても、体力増えたなぁ)』

私があの学校(ナイトレイブンカレッジ)に
通っている時、体力育成授業(主に飛行術)があり
それは箒で空を飛ぶ授業だった。
まぁ私は出来なかったからマラソンしていたけど

そのこちらで言う体育のような授業を
担当していたのが筋肉大好きバルガス先生
女性だからと少なめにしてもらったりと
案外優しくしてもらった

『(休憩中に生卵を飲むような先生だったよなぁ
お腹、壊してないと良いけど)』

伊達「よし、鬼塚教場
二列縦隊終了だ！」

いつの間にかマラソンは終わっていたらしい

萩原「Aちゃん体力増えたよね
研二くん羨ましいよ」

『あぁ、確かに』

諸伏「何かしていたのか？」

そう私に話しかけるのは諸伏くん
彼も鬼塚教官のクラスだ

萩原「Aちゃんは小学校からずっとバレー部
高校の時なんか主将として全国行ったんだから！」

伊達「ほぉ、そうなのか！？」

会話に入ってきたのは班長こと伊達くん

萩原「そうそう！だからさ、俺は
バレー選手にでもなるのかなって思ってたんだよね
上手かったしMVP選手にも選ばれたしさ」

『よく覚えてるね、ホント』

多分、私の事をよく知っているのは
研二と陣平くらいだろう

萩原「だから警察学校の試験にAちゃんがいて
ビックリしたんだよね～」

諸伏「何か、きっかけでもあったのか？」

『あぁ、ほら私誘拐されて
その時に助けてもらった刑事さんに
お礼を言いたくて……ね』

そう言えば、その人
何となく諸伏くんに似ている気がする

諸伏「誘拐……
怖く、なかったのか」

怖いか、気付いたら誘拐犯が刑事さんに
拘束されていたからな……
実際私は異世界に居たし

『怖いより驚きが勝つもんだよ、ああ言うのって』

諸伏「そっか、強いな優木は」

『そう？
ってかさ、お腹空いちゃった』

萩原「じゃ食堂に行こっか！」

警察学校の食堂で出る食事は凄く美味しかった
昼休みが終わったら実戦授業
ついに私は拳銃を”この世界”で始めて扱うのだ