【名探偵コナン】警察学校に通う元監督生 (ページ2)

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プロローグページ2

貴方said

これは
誰にも話せない
私だけの秘密(経験)

私は高校の入学式の帰りに誘拐された事になっている
発見された場所は、ある山奥の古い家
誘拐した犯人は刑事によって取り押さえられ
次の日には家族に１年ぶりに再会したのだ

これが”この世界”での私の立ち位置
優木Aは１年間、何者かによって誘拐されるも
無事に見つかり今では元気
だが、私が実際に経験したのは誘拐ではなく
異世界召喚のような物だ

……何を言っているのか分からない？
私も最初パニックだった
猫みたいな狸は喋るし青い炎を出すし
魔法は使えるし、闇堕ちバーサーカーになるしで
色々な事を経験したのだ

帰れるまで私は監督生として生活
親友(マブ)たちともよく遊んだ

優しいと自称する癖にケチ臭い学園長のおかげで
いつもピンチだった(主に親分(グリム)の食費)
それを解決するためにモストロ・ラウンジでバイト
働きが認められ給料も上げて貰ったし
賄いも美味しかったのは良い思い出だ

そんなモストロ・ラウンジの先輩である１人が作った
山を愛する会と言う同好会のような物に(強制的に)
入部することに、まぁ自然は好きだし
部活中の先輩はいつもより穏やかなので
あの時間は嫌いじゃなかったが

そんな日々を過ごしていたら
ついに学園長が帰る方法を見つけたのだ
(最初は嘘だと思ったし実際
『今日はエイプリルフールじゃないですよ』と
言ってしまった)

……そう楽しいと感じた日々から帰る事になるならと
最後の１ヶ月くらいは皆それぞれ１人ずつと
ゆっくり過ごした

そして、ついに元の世界に帰るとき
みんなと約束したのだ”また、会おう”と___

……………

『(みんな、元気にしてるかな)』

そして現在、私は
警察学校の入学式に参加している

『(……ってか話、長っ)』

警察官のお偉いさんらしい人の自慢話がずっと
続いている
どうやって自分がエリートコースに
行けたとか興味無いんだよなぁ

同じく興味ないのか、私の隣に座る幼馴染みは
大きい欠伸をする

『(ヤバい、うつる、)……ふわぁ___ 』

私の欠伸を見てニヤニヤする幼馴染みこと陣平と
その隣でウィンクする研二

……って研二も話、聞いてないんかい

眠気と戦い数十分、ようやくエリートおじさんの
話が終わりクラス分けへ

松田「よっ、同じ教官らしいぜ」

萩原「やったじゃん♪」

私たちを担当するのは鬼塚教官
……２人と一緒とか面倒な事になる気がしてならない