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『ジェヒョン、これ、ちょっとだけどお誕生日プレゼント』
JH「わ、こんなの準備してたの？」
開けて良い？と尋ねる彼は本当に嬉しそうにもちもちしている。
用意したのは、某高級ブランドのシルクのパジャマ。
テレビでも放映されるので一応私も芸能人として恥ずかしくない物をと考えあぐね、高級パジャマに行き着いたのだ。
ジェヒョンは必死にゆっくりとテープをとろうとしていたけどやっぱり途中で諦めたらしく、いつの間にか包装紙をビリビリに破いて箱を取り出す。
中から本体を引っ張り出した彼は不思議そうな顔をして。
JH「ん？これ2着？あ、もしかして……」
『うん、そう。片方は私の。お揃いにしたの』
半年くらい前の私の誕生日に貰った指輪に比べるとあまりのショボさで申し訳ないけど、せっかくウギョルだしね。ペアのアイテムはおさえておきたくて。
JH「かわいい！今日はこれ着て寝ないと！」
『そうだよ〜。だから私達、まだ雑誌の衣装のままでしょ？あと寝るだけなのに』
JH「おお〜、そういうこと？皆グルなの？」
『なによ、私の時なんてもっともっと凄くグルだったくせに！』
JH「ははは、まあね。でも一世一代のプロポーズだったんだから、当然でしょ」
『うん…… サプライズは苦手だけど、あの時は本当に嬉しかったな』
ジェヒョンはその言葉通り、一世一代と思ってあのプロポーズを用意してくれたに違いない。
私の少し普通ではない人生の途中で、結婚式やプロポーズなんていう、普通の女の子達が夢に描くイベントはいつの間にか忘れてしまっていたけど。そんな私でも、あの日のことはどんな夢よりも素敵な思い出として記憶しているのだから。
新しい年になって、所謂ダイアリーデーと呼ばれる日に、シンプルだけど良質な紙を使っているジェヒョンらしいチョイスの日記帳をプレゼントしてくれて。文字を書くのが得意でない私は写真を貼ってばかりだけど、それがまた素敵な一冊にしてくれていて、仕事中は案外待つ時間の多いアイドルだから、暇な時に開けるようにと肌身離さず持ち歩いている。
そのダイアリーにも、あの時に貰った手紙を、お守りのように挟んでいる。
「永遠に輝く夢を、一緒に信じたい。一生、一緒にいて欲しい。」
まだ恋人になんてなれるはずもないと思っていた頃に彼の書いてくれたその言葉は、あくまでもメンバー同士の約束の体をとっていたけど。
きっと、後にも先にもこれ程大切な言葉は貰うことがないだろうと思う。
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ゆゆ(プロフ) - しおんさん» コメントありがとうございます！テスト期間大変だと思いますが、この作品が少しでも癒しになれたら嬉しいです。これからもお楽しみ頂けますように！ (2021年7月16日 0時) (
レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - こんばんは！ほんとにこのお話が大好きで毎日更新楽しみにしてます！テスト期間の楽しみですほんとに！笑 (2021年7月13日 1時) (レス) id: 3cf46177b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ちさん» お待たせしてしまいましたが、久しぶりに更新いたしました！楽しみにしていてくださって嬉しいです。これからも応援よろしくお願いいたします！ (2021年7月7日 10時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
ち - 更新楽しみにしています！ (2021年6月17日 23時) (レス) id: 072283b15e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです。Twitterまで……！これからも応援お願いします。 (2021年5月25日 12時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年3月7日 0時
