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ただし、その後部屋を訪れたオンニに あんた達何やってるの！と叱られて。勝手に髪を切ったからかと思ったら「どうするのそれ、ちゃんと掃除してよ？！」と言われたので、そっちかよ、と皆で大爆笑したのが懐かしい。
フローリングの継ぎ目に入り込んだ髪の毛がなかなか取れなくてかなり苦労したけど、ビニールシート敷けば良かったんだね。まああの時はテンオッパが突然切っちゃって、それどころじゃなかったか。
TY「じゃあ、最後に俺が」
あれ以来、数年振りに行われた今日の断髪式も、いよいよ最後はリーダーの手にハサミが渡る。
TY「今回こうやって、NCTからはAが始めて本格的にソロの活動をすることになって…… だけど、例えひとりでステージに立つとしても、俺達は仲間じゃん？いつも一緒に居るから 心細い時にはそれを忘れないで欲しいし、いつもより広い舞台の上を のびのびと楽しめたら良いと思う」
A、ファイティン。
そう言って、最後の一房が切り取られて。
HC「うわぁ〜！」
JW「か〜わい！」
また私は、新しい自分に生まれ変わった。
今回切った髪には色こそついていなかったけれど、やっぱりどこか私を縛っていたものから解放されたような気分。なんだか凄く身軽だ。
控えていたプロに揃えて貰って撮影は完了。
各々が宿舎に戻る準備を整える中で鏡と向き合っていると、背後からモチモチが覆い被さってきた。
JH「どう？念願のショート」
『気に入った！懐かしくない？』
JH「んー？どれどれ、ちゃんと見ないと」
ひっくり返すように向き合わされるけど、お前がロング派なのは知ってるんだよな。
ジェヒョンのタイプなんて気にしてないつもりでも、やっぱりちょっと悔しくて。口を尖らせてみれば、隙あり、とさりげなくキスを落とされる。
JH「似合うけど、懐かしさは違うかなぁ…… あの頃とはやっぱり雰囲気が違うよ」
『え〜、そういうもん？』
JH「うん。Aは俺達が成長して男っぽくなったってよく言うけど、俺に言わせればAだってそうだよ」
『うげ、私もさらに男っぽくなった？』
JH「なんでそうなるかな」
呆れたように笑うくしゃくしゃの顔は、今でもまだ 悪ガキなのに。
JH「……綺麗になった。凄く」
昔は照れて言ってくれなかったような言葉をくれる彼は、なんだかすっかり大人で。
……だけどやっぱり その顔が赤くなるのも、私の心臓がやたらと逸るのも。これからもずっと変わらなければ良いな、なんて思った。
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ゆゆ(プロフ) - しおんさん» コメントありがとうございます！テスト期間大変だと思いますが、この作品が少しでも癒しになれたら嬉しいです。これからもお楽しみ頂けますように！ (2021年7月16日 0時) (
レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - こんばんは！ほんとにこのお話が大好きで毎日更新楽しみにしてます！テスト期間の楽しみですほんとに！笑 (2021年7月13日 1時) (レス) id: 3cf46177b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ちさん» お待たせしてしまいましたが、久しぶりに更新いたしました！楽しみにしていてくださって嬉しいです。これからも応援よろしくお願いいたします！ (2021年7月7日 10時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
ち - 更新楽しみにしています！ (2021年6月17日 23時) (レス) id: 072283b15e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです。Twitterまで……！これからも応援お願いします。 (2021年5月25日 12時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年3月7日 0時
