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呆れるジェヒョンに、参加したかったと拗ねるジョンウ。悠太くんが来たらどう頑張っても下ネタになるので参加権無しね、なんて話してから、やっと自室へ戻った。
と、すぐにまたノックされる。
『何ー？どうした？』
ベッドで寝転んでスマホをいじりながらこたえると、ヘアバンドを付けたジェヒョンが入ってきた。
JH「昨日、ウギョル用のツーショット撮り忘れたじゃん」
『え？練習室で撮ったよ？』
JH「それは一昨日」
『……そうだっけ？もう、同じような毎日でどれがいつの記憶だか……』
最近はもう既に次のアルバムへ向けた練習が始まったので、同じようなメンツと同じような場所で顔を合わせる日々で。特にジェヒョンはいつも一緒にいるから、なかなか日付の感覚が狂っている。
とにかく昨日の分のツーショットを埋めようと起き上がると、ジェヒョンは私の後ろに回って、抱きしめるようにしながらスマホを掲げる。
もうすっかり慣れたその撮影も終え、それでもなおジェヒョンは離れない。
JH「……本当にヘチャンの匂いする」
『ヘチャンのジャージだからね』
JH「他の男のジャージ着て夫と写真撮るなんて…… 悪い女だな〜」
『他の男って…… まあそうか』
ぎゅうぎゅうと背後から抱きしめられ揺すられるのは、その例のヘチャンにも昨日されたけど。
確かその時は、こんな風に顔が熱くなったり、心臓が煩くなったり、しなかったはずだ。
なんでだろう、何がそんなに違う？
なんでこの人だけ、こんなに特別なの？
右上後方を覗きこむと、ニコニコもちもち、優しい笑顔が目を細めた。
あ、えくぼ。今日も一段とかわいい。
JH「もう勝手にどっか泊まってきちゃダメだよ？」
『はーい』
JH「ほんとに分かってるのかな、うちの奥さん……」
『分かってるって〜、ちゃんと連絡したつもりだったの。間違えてカトク送っちゃっただけなんだよ』
JH「ははは、もう、心配させて……」
いつもより近い声が、耳元で響いてくすぐったい。
私の大好きな、低くて、ざらっとして、ゆっくりぼそぼそと話す声。
こんなにドキドキするのに、こんなにも落ち着く。
こんな感覚を、まるで生まれる前から知っているかのような気がした。
『あーあ…… 好きだなあ……』
ポロっと。
本当にポロっと、無意識に言葉が溢れ出て。
その気持ちが空気を伝わって音になった瞬間に、二人の目がしっかり合って。
しまった、と思った。
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ゆゆ(プロフ) - ぴっぴ。さん» ありがとうございます！ジョングクくん、勝手にとってもカッコいい男前な方だとお見受けしているので…… そう言っていただけると嬉しいです。これからも二人の応援お願いします！ (2020年10月9日 21時) (
レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - ジョングク…最後のセリフはペンじゃなくても惚れます。すてきな作品をありがとうございます！ (2020年10月9日 14時) (レス) id: 6af44f4d13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！素敵な言葉をかけていただいて嬉しいです。これからも楽しんでいただけるよう、頑張って更新します。是非最後までお付き合いください！ (2020年10月9日 10時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - ストーリーもジェヒョンとの関係性も最高です、これからも楽しみにしてます！ (2020年10月9日 0時) (レス) id: 1312bddf08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2020年10月8日 11時
