特級呪術師とシャボンディ諸島 (ページ7)

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さんびゃくろく。ページ7

夕食を食べ終わっても雰囲気お通夜は消え去らなかった。ルフィもそんなに食べなかったし。めずらしいことに。

「……フランキー。今度棺8個作ってくれない？あの兄弟の被害者が居たから。」
「あ？……ああ…分かった」
「……………………」
「…で。説明するってのはどうなったんだ。あいつらはお前の何なんだ？このさいお前の能力もさらけ出せ。全部だ」
「やだァサンジ君が怖いわァ。……それね。いや、話すんだけど。イチから説明するとなるとまじで長いしめんどいし疲れる事になるのよ。なっっがいの。なにせ合計で3人分の人生を語らなくちゃいけなくなるわけですし。」
「…………は…？お前の人生語るだけだろ？何で3人分も話さなくちゃならなくなるんだよ」
「チッチッチ……”俺”の人生を語るなら、少なくとも3人分は話さなくちゃいけないんですよ…灰原と七海の説明もしなきゃだし。だから君等には事前学習をしてもらいたいと思います」

話そうと思っているのは”結城雪”の人生と”ユーリル・Ｄ・ユキヤ”の人生、それと”俺”の人生。……なんかこうすると偉人の説明するみたいで恥ずかしいなぁ。まあそれはおいといて。
”俺”の人生については1回しか話さないって決めてる。”俺”の話をしたのはルフィ達が初めてだし。長いし。

なので、ルフィ、ゾロ、ブルックのあのときあそこに居たメンバーに”俺”の事を説明してもらうことにした。今日の夜。

「…んで、明日の朝俺が起きてきたら説明する。もう全部話すよ、中途半端に隠しても面倒くさいだけだし。これでオッケー？文句ある人ー………………いなさそうだね。んじゃ俺は寝てくる。まだ7時だけど…まあいいや。オヤスミ」

背後に全員の視線を受けながら男部屋に戻った。

前髪…うーん、青キジに斬られた方は伸びてきたんだけどなぁ…………自分で斬っちゃったし、まだしばらくはサングラス生活かな。

ん……明日はどっちから語ろうか。語ろうっつーか話そうっつーか。語るっつったらなんか…語る、みたいな感じになるんだよな。何言ってんのかわかんないね。一方的に話すのと相手の質問も交えながら話すっていうののの違いなのかな、語ると話すの違いって。…なんで急に語ると話すの違いについて考え始めたんだろう俺。自分の思考が最近怖い。

明日は”ユキヤ”の方から話そう。そんだらきっと誰かが「んじゃ七海と灰原とはどういう関係なんだよ」ってつっこんでくれると思うから。それでいこう。