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さんびゃくさんじゅうろく。 ページ37

僕の名前を覚えてくれていないという衝撃の新事実。

「誰がしらがだ誰が。はくはつだよ僕は。生まれつきなの、年齢によるものじゃねェ!名前はユキヤだ、忘れんな。」
「そうだったのか…すまねェ」
「あとナミ、せめて僕の心配もしてくれないかな?怪我したの僕なんですけど。」
「ええそうね。怪我はないでしょ?」
「……ないけど。」
「じゃ、やる事ァ決まって来たな」
「舞台裏のどっかにあると思うよ!ケイミーの首輪のカギ!おれも探す!」

何その確認する感じ。心配してほしいなー僕。まあ元気なんだけどさァ。心配してほしいなー、少しくらいは。悲しい。

「…チャルロス!」
「チャルロス兄さまー!お父上様にも殴られた事などないのに!!」
「おのれ!!下々の身分でよくも息子に手をかけたな!」

「猿が何か言ってらぁ。…もう何人殴っても一緒だよな」

周りの兵隊はゾロとサンジにまかせて「妹」を蹴り飛ばす。お父上様のほうは男のウィークポイントを蹴り上げておいた。ケッ、ざまぁみろ。かがみながら海軍大将と軍艦を呼べとか言ってたけど、威厳とかがまるでなさすぎて吹いた。
…………しかも遅くなったウソップがトビウオに空から落とされてお父上様の顔面にクリーンヒットしたし。クソウケんじゃん。ああ、ロビンとブルックも来たね。大集合じゃないか。同じくらいの距離の所に居たのかな?

「ルフィ、ケイミーは!?」
「あそこだ!首についた爆弾外したらすぐ逃げるぞ。軍艦と大将が来るんだ」
「海軍ならもう来てるぞ、麦わら屋」
「……何だお前。……何だそのクマ」
「海軍ならオークションが始まる前からずっとこの会場を取り囲んでる」

シャボンティ諸島には海軍本部の駐屯地があるからねェ。誰かを捕まえたかったんじゃないかな。
でも外で混乱してるっぽいし。トラ男の言った通り、まさか天竜人が殴り飛ばされるなんて思ってなかったんだろうな。まあそれが普通だろ。

「少々お待ちを、シャルリア宮……その商品はまだお支払いが済んでおりませ「うるさいアマス下々民!!あいつらの狙いの人魚を殺すのアマス!」」

「しまった、ケイミーちゃんが!」

術式を使って銃をこっちに…と思ったら、妹が気絶した。

…………冥王さんでございますね。

「ホラ見ろ巨人君、会場はえらい騒ぎだ。オークションは終わりだ…金も盗んだし……さァ、ギャンブル場へ戻るとするか」

うーん……みんなそっち向いてるけど…いいのか?注目あびて。隠居したいんじゃないのか。

さんびゃくさんじゅうなな。→←さんびゃくさんじゅうご。



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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時

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