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さんびゃくさん。 ページ4

「……弱いなぁ……」

兄弟含めて、もうちょい強いもんかと思ってたんだけど……やっぱり”ユキヤ”のフィルターがかかってたのかなぁ。思ったより雑魚だった件。
ま、逃がすわけにもいかないし生かす気もないのでざっくざっくと心臓やら頭やら首やらを刺したり斬ったりその他色々をしていく。

…………全部で20ちょいか。結構大きめの船に乗ってたくせに人数は大したことないんだな。見掛け倒しみたいなそれか。
さて。
今現在、ここから一歩でも動こうもんなら血及び死体を踏むことになる状況になってしまった訳なのですが。……どうしよう。月歩を使えるほど広くはないし、かといってこんな奴らの血も踏みたくないし。
……どーしよっかなー…………。

「…おん?」

船の中を駆け回っている気配。
こりゃあ…………麦わらの皆か?こんな早く起きるもんなのか。呪言でもモドキだからそんな効果は強くないのかな。
そういうことを考えてる場合じゃないね。この死体どうしよう。窓も何もないから捨てようもないし、そもそも血が飛び散ってるからどうしようもないし。
ここが甲板だったら処理も楽だったんだけど。

「ユキヤどこだーっ!!!」
「ユキヤァーー!!」

「……というかそもそも、あいつらに見つかった時のリスクは考えてないのか…?」

俺が全員殺してたからよかったものの。
一応ヤクヤクの実、面倒くさい方の部類に入るから…。ああでもあいつらの事だから船の中で運命的な出会いをしようとしても根性でどうにかするんだろうなぁ…………。さすが主人公補正。めんどくさい。

「ユキっ…、…………!!」
「お、ちっす船長殿。近づかない方がいいよ、血で汚れるから」
「はッ、……!?」
「………………んなっ…」
「おうおう皆集まってくるねぇ……っていうか、なんで皆そんなに片っ端から固まってくのさ。一周回ってウケるんだけど。別にこんくらいなんでもなくない?海賊の世界なんですし。殺そうと殺されようと何も言えない世界なんだぜ?ここも、一応は」

皆が”善人”すぎるだけで。
人を殺していないだけで。

世界はそんなに生温くなんてないんだよ。

「…とは言っても、こっから動けないのは面倒だよねぇ…………」

この位置は…ああ、ギリギリ海面より上なんだ。んじゃ壁に穴空けても大丈夫だね。
嵐脚で三角形に壁に穴をあける。そこからポイ捨て。軽くはないからポイポイしていけないのがちょっとうざい。

皆は固まったままこっちを見てきている。

さんびゃくよん。→←さんびゃくに。



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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時

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