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さんびゃくにじゅうはち。 ページ29

そういう事でクソ猿ライダーズはぶっ飛ばしました。
サンジに激似のあいつ?思い出させないでくれ、吹き出す自信がある。タコ焼き食べてる途中だから大惨事になるぞ。

「オ〜〜〜〜イ!!おめェらァ〜!!」

「ッフwwwww」
「やめろデュバル!!ユキヤが思い出し笑いしちまう!!」

まあ顔はサンジが骨格変えてもう全然違う別人みたいになったけどさ。
いやアレは……………………ねえ?

「おい何こっち向いてんだ」
「いや、君って面白いなァと…………。」
「ふざけんなオロすぞてめェ」
「あは。」

デュバルは結局電伝虫の番号を渡しに来ただけらしかった。その途中になんかまあ、コイツ前向きな幻覚見てんだなァみたいな事も起きたけど。いいのだ、本人が楽しくってかつ誰にも迷惑かけていないのなら。…………若干迷惑だったけど。主に僕の口角と腹筋に。いやあれ笑えるよ。

ハチのタコ焼きは美味しかったです。










 








 






「行き先は”シャボンディ諸島”ね」

タコ焼きを食べ終わって食休みの時間。
次の進路について話し合ってる。

「そこに行かなきゃ魚人島へは行けねェのか?」
「だね。人魚とか魚人とかはそのまま行けると思うけど……人間がそのまま沈んだら水圧で潰れるね。」
「確かに、潜水艇でも限界だった」

とここで目立ちたがり屋のヒトデが説明役を買って出た。

新世界へ抜けるルートは2本。
1本は世界政府に頼んでレッドラインの上にある聖地マリージョアを横切る道。
1本はシャボンディ諸島で船をコーティングし、そのまま海底へ潜って魚人島を経由する道。
前者は…まあ民間人とかそこら辺に限られるよなって話。世界政府に頼む事になるからね。

「世界を一周してる大きな壁、レッドラインには唯一小さな穴が空いてる場所があって」
「僕らから見ればでっかい穴だけどね。でそこに魚人島がある、と。ちなみに位置的にはマリージョアの真下になります。」
「潜って潜って1万mの海底にある!いいトコだぞ」
「…………海底へこの船で行くってどういう事だ?」
「船をコーティングしてもらうんだ。……ホレ、見えた。”シャボンディ諸島”。」

シャボンだねェ。

「……あ、ちょっといいかしら。話を割ってごめんなさい」
「ログポースの件?」
「ええ」

それも説明しようと思ったらハチがしてくれた。
シャボンティ諸島は樹の集まりだから心配しなくていいよって事だ。

さんびゃくにじゅうきゅう。→←さんびゃくにじゅうなな。



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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時

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