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さんびゃくにじゅうなな。 ページ28

「手配書に似たくなきゃまず髪型とかヒゲとか…簡単に変えられる場所があんだろうが!」
「!!………………!!」
「『あーその手があったー』…って、バカなのかお前ら根本的にィ!!!」

気づいてなかったっぽいしね。

「…ユキヤ、なんで後ろ向いてんだ?」
「いやっ…………今あいつらの事を見たら……笑う自信があるっ……から…………w」
「なるほど」

それからしばらく、後ろ向いてたから状況はよくわからんかったのだがどうやらサンジが海中にひきずりこまれてしまったらしい。
助けにいくかなァと思ったところでケイミーさんが海に飛び込んだ。
ヒトデ曰く、「この広い世界の海において人魚の遊泳速度に敵う者はいない」だとか。んじゃあケイミーさんに任せてもいいかな。

そして、お相手さんは今度はこの船ごと沈める作戦にしたらしい。
頭上にでっかい錨が準備された。

「コリャまずい!1発で沈んじまうぞ!!」
「避けよう、”バースト”か”パドル”だ、間に合うか!?」
「ユキヤァ!!」
「いや!!緊急『秘密兵器』を使う!!」
「秘密兵器!?」

いや…やろうと思えばできるんだけど、アレ防ぐ事くらい。……まあいっか、呪力少なくなってきたし。フランキーが何かしてくれるっぽいし。
原作でもどうにかこうにかして防いでた気がするし。

ウソップを船首近くに配置させて、フランキーが何か舵輪の横にあるやつを引いた。

船首のたてがみが回り始めた。
何故に?そんな…そんなもんがあるのか。さすがフランキーだな。船大工ってこんなこともできんのか?
船は、たてがみが回った風でバックした。扇風機的なそんな仕組みか?扇風機以上にいいたとえができるものを知らないから扇風機ってなるけど。

「ウソップ、船首の中へ!」
「船首って……どこだよ!?」
「階段階段。どかしてみ?」
「え……わ!!ホントだ入れる!」

船首のライオンの口が開いて砲口がのぞいた。これに目を光らせたのはチョッパーとルフィ。ウソップは中に居るからなァ。1人減った数だ。

「なるべく多く”円”に入れろ!」

「……入ったぞ!」

「ロックしてレバーを引け!!」

「これか」

「”ガオン砲”!!!」
「おお。」

クードバーストが口から出たみたいなそんな感じの。
ルフィは感動しすぎて泣いてた。

「前方へのコーラエネルギー3樽で船が吹き飛ばねェ為に、同時に後方へ2樽分のクードバーストを撃つ……コーラの消費が著しいんだ、滅多に使わねェぞ」

船ってコーラで動くっけ?

さんびゃくにじゅうはち。→←さんびゃくにじゅうろく。



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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時

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