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エースはじっと写真を見つめる
エ「これが、…ロジャーと、…俺の、お袋？」
貴「ロジャーじゃなくて父さんな」
エ「う、……」
貴「なに？」
エ「俺の、…親父、」
貴「そうそう」
エースはまだじっと写真を見ている
エ「本当にロジャーか？」
もうここは触れないでおこう
貴「そうだよ、正真正銘の父さん」
エ「…もっと、悪人面かと思ってた」
そりゃそうだ
あんな噂がたっているんだから
でもこの写真に写る父さんは心底幸せそうに笑っている
貴「父さんはとっても優しいから」
エ「…」
貴「これも父さんがくれたんだよ」
そう言ってブレスレットを見せた
エ「…」
貴「こっちは父さんと母さんの指輪」
エ「…」
貴「…、エースが父さんのこと、好きになれたら、…その時は指輪をエースにあげる」
エ「好きになるはずねェ！！」
貴「いいや！！！俺が好きにさせてみせる！！」
エ「なっ…、…勝手にしろ！」
そう言われて、宴が始まるまでの間、ずっと父さんと母さんの話を聞かせた
.
.
.
宴の最中
皆が俺に「元気になって良かった！！」とか「死んじまったのかと…」とか、「エースが元気なかったぞ！！」とか色んな言葉をかけてくれた
全部の言葉が嬉しくて時間が過ぎるのはあっという間だった
そんな俺は今考え事をしている
何かって？
サッチをどう呼び出すかだ
悶々と頭を悩ませているとなんと幸運なことか
サ「…名前、ちょっといいか」
是非！！！
そう思いながらサッチに着いていった
俺のお気に入りである船尾に着いた
サ「…まずはな、…助けてくれてありがとう。本当に、御前が居なかったら俺ァ死んじまってた」
頭を下げるサッチに慌てる
貴「いやいやいや、頭あげろって、…俺がしたくてしたんだから、」
サ「本当に、…ありがとう」
貴「良いってば」
顔をあげたサッチに安堵したのも束の間
サッチは怖い顔で俺を見つめる
サ「それとだな…」
貴「待って、俺も、話したいことがあるんだ」
サ「…なんだ？」
貴「サッチの前で、二回も死のうとしたじゃん俺」
サ「…ああ」
貴「それはもうやめにしたんだ！」
「俺は今日から自分のしたいように生きる！皆と一緒に幸せになるんだ！！」
サ「！！」
貴「だからさ、今まで心配かけてごめんね。これからまた、よろしく！！」
サッチは大きく返事をした
。
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yozakura - すいませんガチで泣きました(泣)良い話ですね (2020年5月1日 8時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - さーちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！！名前変換ができるようにしているんですが…、私の端末では変換できるのですが、名前を入力してもできないですかね？(涙)教えてくださりありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 名前変換ができてないです。変換されてないページは､最初から最後までの話の中の"名前"を使う時全部です｡変換する場合は､かっこをつけないと変換できないです…生意気ですみません!お話は､物凄く良くて号泣しました｡とても良い作品です!更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 11時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！そう言ってもらえて嬉しい限りです(涙)私も書きながら泣きました()ありがとうございます、頑張ります！！！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - めっちゃ感動しました。本気で泣きそうになりました...。こんな文章を書けるなんて凄いです！尊敬です！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月13日 1時
