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親父は楽しそうに笑ったあと、俺の頭を撫でた
白「こうして生きてるんだ、謝らなくて良い」
深くうなずいてから親父を見上げた
貴「夢の中で父さんに会ったんだ！」
白「ロジャーの奴にィ？そりゃおめェ、連れていかれなくて良かったなァ？」
貴「行こうとしたんだけどね、駄目だーって怒られたよ！」
少し悲しそうな表情を浮かべる親父
貴「親父、…俺今日から変わるよ！ちゃんと、俺が生きたいように生きるんだ！！皆と一緒に幸せになってみせる！」
そういうとすぐに笑顔を浮かべた
白「ハナッタレが、生意気に言いやがって！！」
うりうり、と頭を撫でられて激しく尻尾が揺れる
白「宴の準備だぁあああ！！！」
親父がデカい声でそう言うと、扉の近くでばたばたと音が聞こえた
…、聞いてたな
貴「ありがとう、親父！！大好きだ！」
にぃっと笑って親父に抱きついてから親父の膝を飛び降りる
貴「また宴の時にね！！」
少し恥ずかしくて逃げるように、親父の部屋を後にした
向かうのはエースがいる部屋
ノックをせずに扉を開く
貴「エース？」
エ「おお、兄貴…」
なんか少し息切れしてるな
貴「もしかして…、親父との話聞いてた？」
エ「は！？え、ぁ…いや！！聞いてねェぞ！」
聞いてたな
まあいいよ別に
貴「エース、話したいことがあるんだ！」
俺はベッドに腰を下ろした
貴「俺さ、寝てるときに父さんと母さんに会ったんだよ」
目を丸めたあと、眉間に皺を寄せるエース
貴「父さんも母さんも、今までもこれからもずっと、俺達のこと愛してくれるって！」
久しぶりにエースの前で笑った
貴「ずっと見守ってるって言ってたよ」
なんとも言えない表情で一点を見つめるエース
貴「…エースが父さんを憎んでるのは知ってる。でも、俺は父さんが大好きなんだ。…だから、エースにちょっとでも、父さんを好きになってほしくて…、」
エ「…」
貴「嫌なら、無理に聞かそうなんて…」
エ「…聞いてやってもいい」
貴「…え」
エ「聞いてやっても良いって！！」
貴「本当に！？」
エ「何回も言わせんじゃねェ」
気まずそうに顔を背けるエース
俺は嬉しくて飛び上がった
貴「じゃあ何から話そうか！？あっ、、…これこれ、これ見せてあげる」
そう言って俺はエースに近づき、ロケットの写真をみせた
貴「父さんと母さんだよ！」
。
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yozakura - すいませんガチで泣きました(泣)良い話ですね (2020年5月1日 8時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - さーちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！！名前変換ができるようにしているんですが…、私の端末では変換できるのですが、名前を入力してもできないですかね？(涙)教えてくださりありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 名前変換ができてないです。変換されてないページは､最初から最後までの話の中の"名前"を使う時全部です｡変換する場合は､かっこをつけないと変換できないです…生意気ですみません!お話は､物凄く良くて号泣しました｡とても良い作品です!更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 11時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！そう言ってもらえて嬉しい限りです(涙)私も書きながら泣きました()ありがとうございます、頑張ります！！！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - めっちゃ感動しました。本気で泣きそうになりました...。こんな文章を書けるなんて凄いです！尊敬です！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月13日 1時
