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船ではすることがなかった
目的地に着くまではまだ時間が掛かるようで俺は毎日写真を見ては話しかけた
今日は食料調達？で知らない島に到着した
おじちゃんは出掛けるらしく、俺は弟の面倒を見た
貴「エース…、」
エ「ぁう〜…ぁ、〜」
呼び掛ければ首をかしげながら此方に手を伸ばす
人差し指を差し出せばぎゅうっと握りしめてくる
貴「俺が、守ってあげる」
そう言ってやればきゃっきゃと楽しそうに笑う弟に胸が暖かくなった
しばらくして帰ってきたじいちゃんは何かを手に俺のところに来た
ガ「名前、プレゼントを買ってきた！」
袋を渡されおじちゃんの目の前で開封した
中には、黒くて太い首輪。
其には小さなリングが３つと、ぶら下がったチェーンには楕円形のケースみたいなのが付いていた
おじちゃんには船に来てから首の包帯のことと、尻尾のことを聞かれたので、能力のことを話した
だから、買ってきてくれたのかな、
貴「首輪？」
ガ「ああ、それがあれば包帯を巻く必要もない！それにな…」
そう言っておじちゃんは俺の手から首輪を取ると、楕円形のケースみたいなのを開いた
ガ「此処には二枚、写真が入れられる！」
目を見開いた
あの写真を持っているだけで危ないのはわかっていた
でも手離すことなんでできなかった
其を知ってかおじちゃんはこんな物を俺にくれた
たまらないほど嬉しくて目に涙が溜まる
貴「ありがとう！！」
そのあとおじちゃんは写真をいれる作業？をするらしく、俺はおじちゃんに父さんとの母さんと俺が写る写真と、父さんの海賊団との写真を渡した
.
次の日
ガ「名前！！出来たぞ！」
そう言って渡された首輪を受け取り、包帯を外してすぐにつけた
ロケットにはいった写真を見て朝から涙が溢れそうになった
貴「本当に、…本当にありがとう！！」
おじちゃんは笑顔で頭を撫でてくれた
おじちゃんは夜通し作業をしていたらしく大きなあくびを漏らすと
ガ「出発して、一眠りするか…」
と呟きながら部屋を出ていった
一人になった部屋でロケットの中の写真をもう一度見た
これを持っていれば、どんなときでも父と母が一緒に居てくれるような気がする
俺は一人、笑みを浮かべた
.
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yozakura - すいませんガチで泣きました(泣)良い話ですね (2020年5月1日 8時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - さーちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！！名前変換ができるようにしているんですが…、私の端末では変換できるのですが、名前を入力してもできないですかね？(涙)教えてくださりありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 名前変換ができてないです。変換されてないページは､最初から最後までの話の中の"名前"を使う時全部です｡変換する場合は､かっこをつけないと変換できないです…生意気ですみません!お話は､物凄く良くて号泣しました｡とても良い作品です!更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 11時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！そう言ってもらえて嬉しい限りです(涙)私も書きながら泣きました()ありがとうございます、頑張ります！！！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - めっちゃ感動しました。本気で泣きそうになりました...。こんな文章を書けるなんて凄いです！尊敬です！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月13日 1時
