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船に乗って島を出る
もちろんこの船に親父はいない
うわああん、今じゃあの女好きサッチも恋しくて堪らない
ロ「センゴクさんやガープさんには御前の話をしたんだ、信じてくれてねェけどな」
俺は返事なんてしてないのに、ロシナンテはずっと話している
そうだ、じいちゃんが居る
今じゃ毛に埋もれて見えないけど、じいちゃんがくれた首輪だ、気付かないはずがない
ロ「そういや御前、首輪してたな…」
そう言ってロシナンテが手を伸ばしてくる
まずい、ロケットを見られたら終わりだ
俺は若干胸が痛んだがロシナンテに向かって大きく吠えた
ロ「ぅおっ…、なんだよ急に、…嫌なのか？」
ぐ、…そんな顔で俺を見るんじゃない
顔を背けた隙に、ロシナンテは素早く手を伸ばしてロケットを開いた
まずい
ロ「なっ…、こ、れは…」
目を見開いて写真を見つめる
血が出てしまわないように気を使いながらロシナンテの腕に噛みつけばあわててロケットから手を離した
ロ「その写真の子供…、…どこかで見たような…」
気づくな、気づくんじゃない
ロ「…たしか、……、…猛獣名前」
まじか、まだその名前なのか俺
いやいや、そこじゃないって、ばれたぞばれてしまったぞ
「センゴクさんに報告だな」なんて呟きながら何か考え事をしている
終わった
でも、エースが写って居なかったのが唯一の救いだ
.
.
.
俺は月歩を使える訳じゃないから逃げ出せるはずもなく、安全に海軍本部へとたどり着いた
ロシナンテに首輪を引かれて中に入る
良いのか、海賊がこんなところに入って
そう思いながら辺りを見回す
ロシナンテが転ける度に首がしまるから苦しい
「此処で待ってろ」そう言われて案内されたのは、ロシナンテの部屋だろうか、俺とエースの部屋ぐらいの広さの場所だった
ロシナンテは俺をおいてすぐに出ていった
あああ、これからどうしたらいいんだ
今から逃げ出すか？逃げ出すなら今しかないよな、そうだよな
そう思いながら部屋を出ようとする
「ロシナンテ！！！！」
そう言って勢いよく扉が開いた
扉を開けた奴と一緒に固まる
数秒か、数分か沈黙が流れた
そいつは勢いよく扉を閉めてから俺に詰め寄ってきた
「なんでこんな所に居るんじゃ！！」
じいちゃん、それ俺が聞きたいよ
。
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みょん - 何年も前にこの作品に出会った時から本当に大好きで、何回も読み返しています。そして何回も涙してしまう……。素晴らしい作品をこの世に生み出して頂き、本当に感謝しかないです。 (3月15日 1時) (
レス) @page33 id: c2e813967a (このIDを非表示/違反報告)
きゃとぅーん(プロフ) - 遅ればせながら読ませていただきました！めちゃくちゃ感動しました！素晴らしい作品作ってくださり、ありがとうございます！ (2022年3月17日 12時) (レス) id: 805966ddfb (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - TOMOさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！そう言ってもらえて本当に嬉しいです(涙)(涙)(涙)これからも頑張ろうと思います！！！ (2019年9月23日 3時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
TOMO(プロフ) - ぶっちゃけね？ めっちゃよかった。泣いたわ。真面目に泣いた。目から水よ。ウォーター出てきたよね。面白かったです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: 4e3515e76d (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！しっかり水分補給してください！！笑皆さんが楽しめるような作品が作れるよう頑張ります！！ (2019年9月19日 21時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月16日 12時
