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3年、春 ページ25
3年生になって学校でも最上級生になる感覚は毎回、プレッシャーだ。
新学年に上がったけれど、私たち2人とも文理選択を変えなかったのでクラスは同じまま。
変わったのはいろんな人からの視線が圧倒的に増えたこと。
何故か学校全体に噂は広まって、先生にも声を掛けられる始末。年下の後輩からは僻まれるし、同級生からは羨ましいの大喝采。
私たちの関係を事前に相談していた友人以外のクラス全員に「なんでジョンハンと付き合えたの！？」って聞かれた時は、私の視線を許容する量がキャパオーバーで逃げ回った記憶がある。
ハニはそれでものんきそうに笑っていたけど。
私が助けてくれよ、って顔をしても「自分で何とかしたら？」って表情で言ってくる彼は以前と変わらないまま。
それでもアイコンタクトは増えた。
私が無意識に常時見ちゃってるからかな。
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作者名：ちゃな | 作成日時：2021年8月21日 20時
