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＊ ページ12
冬休みが終わって、初めて彼といつもの場所で会った時、彼の口から「彼女」の2文字は出てこなかった。
私に言いたくないのかな、とも思ったけど、発言の内容的に彼女ができた感じが全然しなくて。
『彼女、出来なかったの？』
と聞けば、彼は爆笑して「なんでできてると思ったの？」と返す始末。
出来てないのね。と少しほっとした自分がいた。
彼は私に「彼女ができてたとしたらお前はどう思ったの？」「俺の事、好きになっちゃった？」って冗談めかして言うもんだから
『あなたと私じゃきっと似合わないよ。ユン君はあまりにも美しすぎる。絶対にダメ。』
って返した。
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作者名：ちゃな | 作成日時：2021年8月21日 20時
