Don't touch him.【男主】 (ページ37)

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武蔵祭りページ37

Aside

圭ちゃんから祭りのお誘いがあって俺は迷わずOKした

『…久しぶりだね、一緒に祭り行くの』

圭「おう、

A、浴衣似合ってるぜ」ﾆｺｯ

『…あ、ぁ、ありがと、』

一緒に射的やったり、金魚すくいやったり

すごく楽しかった

やっぱり、俺の隣は圭ちゃんしかいないな

圭「A、悪い、急用ができた」

『なに…喧嘩？』

圭「ああ」

『俺も行くよ』

圭「Aはもう帰れ」

圭ちゃんは俺の頭を撫でて走って去っていった

雨も降り始めてきたから、俺は帰ることにした

『…なんか寂し』

ちょっと木の下で雨宿りしようかな

だいぶ濡れてしまって意味は無いだろうけど

『…寒い』

どうして人は人を殺めるのか

過ちを犯してしまうのか

過ちを犯してしまうのは育てた人の責任？

違う

その周りだ

社会がくそなら変わらないし

誰かが誰かを傷つけあう

とても鋭い刃で

『…なんで生きてんだろ』

俺は

家族を壊したやつを目の前にしたら

俺は

そいつを

許せるだろうか

『…俺はきっとこの手で消すんだろうなぁ』

あの時

『あの時殺されていれば楽だったのかな』

あぁ、今日は良くない日だ

全てをネガティブに考えてしまう

俺も喧嘩に参加した方が良いのだろうか

誰かまた死ぬのか、俺の近くの人が

『…絶対それは許せない、』

立ち上がった瞬間

俺の頭に激痛が走り意識を手放した

？「渡仲A捕獲完了」