Don't touch him.【男主】 (ページ25)

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過去ページ25

＿＿＿＿＿＿＿＿＿遡ること10分前

俺は、失うことに恐怖を抱いている俺に呆れて

"『…俺は家族を失った＿＿＿＿＿＿＿』＂

言い訳なのかは分からねぇけど、

失うのが怖いみたいな言い訳をした。

そして今に至る

この話は圭ちゃんにはしなかった。

するメンタルも時間もなかったから。

『圭ちゃんには話してなかったね』

＂俺の過去＂

・

『…小6の頃、いつもと変わらない日常を過して、

いつもより少し遅く帰ったら、

＂死んでた＂

斬殺されてたよ、父親、母親、兄貴、弟、終いにはペットすらね。

その日から俺には＂家族(血の繋がり)＂は居なくなった。

犯人は未だに捕まってもない。

俺の親は警察官だった。

国民のために、自分の時間を家族の時間を削ってまで

身を犠牲にして国民を守ってた。

…結果、この死に様、笑笑

ほんと情けないよね。』

圭「…俺は何も知らなかった。

Aに何もしてやれなかった。」

そんな悔しそうに哀しそうにすんなよ

『俺が話したくなかっただけ』

圭「…犯人はもうそこには居なかったのか」

『…居なかった。』

＂居たよ＂

俺の首締めようとしてきた

その時の俺は抵抗するのに必死で犯人の顔さえ覚えて居なかった

左首に切り傷がある

抵抗した俺はゴミに切りつけられた

そんなこんなで俺はトラウマを抱えることになった

圭ちゃん、俺は弱い所を見せたくない。

だから、嘘つく俺を許してください。