11-電話の向こう*JJ ページ11
しかめっ面をしたマネージャーが入ってきて俺達の前で仁王立ちになった。
マネ「・・・あえて何のことか聞かない。お前ら声がでかくて外に音が洩れてる。」
車の調子が悪く、もう少し時間が掛かるから大人しくここで待っていろ、そう言って不機嫌そうに部屋を出て行った。
3人で顔を見合わせる。
YC「どこまで聞いていたかな？」
JJ「どっちにしろあの言い方じゃバレたんじゃ・・・」
JS「・・・」
はぁ
誰ともなく溜息をつく。
ブーブーブー
不意にユチョンの携帯が震える。
YC「あ・・はい。大丈夫です。」
「え？達也？どうしたんすか？」
「代わる？」
「全然。・・・・ヒョン、達也が代わってって。」
電話の先はどうやら達也らしいが・・・ユチョンも不思議そうな顔をして俺に電話を渡した。
JJ「達也？」
達也「お〜ジェジュン。元気か？」
JJ「うん、元気。どうしたの？」
達也「あ、お前さ、さっきちっさい女の子に会ったか？」
JJ「えっと、ミーちゃん？スロウの・・」
達也「そうそう。そっかやっぱりジェジュンか。なんかミーが興奮してたから。ちょっとご機嫌ナナメだったのがあっという間にご機嫌になったから御礼言っておこうと思ってさ。ありがとな。」
JJ「ははは。俺、なんにもしてないよ。」
ユチョンとジュンスは俺の電話をじっと見てる。あっそっか。
スピーカーの設定に変更する。
部屋に達也の声が響く。
達也「キラキラがキラキラで〜♪ってなんか歌ってる。チビ達、結構、歌上手くって。」
達也の歌の奥から小さな男の子の声が聴こえた。
「う〜なぎ、うなぎ。何してたべる♪おじゅう と どんぶり してた〜べる。」
思わずジュンスの顔を見た。ジュンスはユチョンを見て、ユチョンは俺を見ていた。
YC「ぷっ。・・・あっははは。何、その歌！」
JJ「・・・あっはっはっは。」
JS「・・・あのさ。」
達也「なんだ。皆で聞いてたのか？ジュンスも元気でやってるか？俺達みんな。お前達の事応援してるからな。」
JS「ありがと。あの・・今の歌、なに？さっき男の子二人が”うらぎ”とか”うたぎ”とかで歌ってだけど何がホント？」
達也「はははは。ちょっと待てな。」
そう言うと達也の声は少しだけ遠くなる。
達也「おーい、ソラミツ！！チビ達にウソ教えるな！ちゃんとお月さんで歌え！」
少しするとまた声が聴こえた。
「う〜さぎ、うさぎ、何見て跳ねる。十五夜お月さん、見ては〜ねる。」
ジュンスは泣きそうな顔でその歌を聞いていた。
12-なんだか俺はとばっちり*JJ→←10-確かめたいのは、知りたいのは俺だけじゃない*JJ
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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しんち(プロフ) - のこさん» ありがとうございます。なかなか更新できず・・頑張ります。 (2018年12月8日 22時) (
レス) id: b9b1b5a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - お久しぶりの更新、嬉しいです！…読めば又切なさが蘇ってきて、ちと辛くもあるのですが… (2018年12月8日 21時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» こちらこそありがとうございます。蛇足な話なのにそんな風にいっていただけると。もう少しなのでご愛顧のほどを。 (2017年4月11日 0時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
嫁(プロフ) - 更新ありがとうございます。切ない恋も人生ですね。簡単にはいかないから人生なのかもと思っています。 (2017年4月8日 16時) (レス) id: cc86b7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» ありがとうございます。いつか。わかってもらえるとうれしいなぁ。と私も思ってます。同じ気持ちでいていただいてすごくうれしいです。 (2016年6月25日 23時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんち | 作成日時：2013年11月22日 1時
