32-恋の終わりはちょっとせつない*JJ ページ32
ジュンスと合流して、打ち上げ会場に戻るとそろそろ締めに入る雰囲気で、割とすぐに解散となり、俺たちはマネージャーの運転する車に乗り込む。
ジュンスはめちゃめちゃに怒られ、その横で俺もユチョンもとばっちりをうけた。
その夜、二人でジュンスにいろいろ聞いたけど、「月がキレイ」以外の話は聞けなかった。
それだけじゃなかったのは、その後マネージャーにしては早業でヨナを帰国させ、出入り禁止を言い渡したことでわかった。
帰国する朝、どこぞのカメラマンという人がマネージャーのところに来てジュンスと沙耶、そして沙耶を突き飛ばすヨナの写真を見せて３人の関係を説明してほしいと来たらしい。
沙耶のことはよく知らない、たまたまいた一般の人ではないかと言い切り、沙耶を突き飛ばしたことについては、ファンが追いかけてきたと勘違いしたスタッフがジュンスを守るためにしたことで単なる誤解である、ということになったらしい。申し訳ないのでスタッフを先に帰国させ、今後は俺たちとは関わらない仕事についてもらうことになったと言ったそうだ。
そのカメラマンは説明を聞いて面白くなさそうに、「面白いいざこざかと思ったんですがね？」と言って帰って行ったという。
・・・・・パパラッチにしては引きが早すぎない？とも思ったけれどこれ以上の騒動はごめんだった。
時間に追いまくられながら帰国して、ようやく俺の部屋で落ち着いて３人になれた。
YC「とりあえず・・・沙耶に会えたことは良かったよな？」
JS「うん・・・・」
JJ「今回だけ。そうなんだよな？」
JS「うん・・・・」
YC「もう夢から醒めた？」
JS「うん、そうするしかないし。」
そのまま、お茶を飲み黙り込む。
俺もユチョンもそれ以上、かける言葉はなかった。
それからユチョンと笑いながら飲んで、
それをお茶で付き合うジュンス。いつもの俺たち。ずっと変わらない。
いつものようにソファで寝てしまった俺たち。
真夜中に目が覚めて差し込む月明かりに戸惑った。
見るとジュンスが月を眺めている。
俺の前のソファで寝ているユチョンが片目を開けて俺を見てそっと唇に人差し指を当てる。
小さく頷いて目を閉じた。
ジュンスの恋がひとつ、終わった。
33-お兄さん同盟→←31-本当のことはきっと誰も知らない*JJ
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しんち(プロフ) - のこさん» ありがとうございます。なかなか更新できず・・頑張ります。 (2018年12月8日 22時) (
レス) id: b9b1b5a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - お久しぶりの更新、嬉しいです！…読めば又切なさが蘇ってきて、ちと辛くもあるのですが… (2018年12月8日 21時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» こちらこそありがとうございます。蛇足な話なのにそんな風にいっていただけると。もう少しなのでご愛顧のほどを。 (2017年4月11日 0時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
嫁(プロフ) - 更新ありがとうございます。切ない恋も人生ですね。簡単にはいかないから人生なのかもと思っています。 (2017年4月8日 16時) (レス) id: cc86b7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» ありがとうございます。いつか。わかってもらえるとうれしいなぁ。と私も思ってます。同じ気持ちでいていただいてすごくうれしいです。 (2016年6月25日 23時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんち | 作成日時：2013年11月22日 1時
