13-絶対なんて絶対ない*JS ページ13
達也さんのじれったい感じに僕はもうイライラしてた。
僕に何を見せたいのさ。懐かしいもんなんて。
絶対に後悔するって言ったな。
”絶対”なんてそうそうない。
この何年かで僕はソレを身に染みて知ってる。
”絶対”って、”絶対一緒にいる”って・・・
・・・やめよう。気分が下がってきた。
YC「待てってば。」
歩き始めた僕に走ってきたユチョンが追いついて肩を掴む。
YC「俺も一緒に行くよ。」
同じ目線で並んで歩く。
違う。”絶対”は必ずある。知ってた。
それは僕とユチョン。それからヒョン。
YC「何だと思う？懐かしいものって。」
JS「う〜ん、昔ハマってたものとか・・」
YC「うん。だからソレが何だと思うって聞いたんだけど。」
JS「心当たりが無いんだもん！」
急ぎ足で廊下を曲がる。
僕達がいるこちら側は特別な人しか入れないらしく
歩く人もいない。
「きゃー！マジで！！マジそれー」
遠くから女の子達の声がする。
速度を緩め、ユチョンと顔を見合す。
1「マジでいるの？私会ってみたーい。ユチョン、どこにいるの？」
2「わかんないよ〜。私だって会ってみたい。ジュンス、かわいいのかな？」
3「何言ってんの。あんた達。会うべきなのはジェジュンに決まってるじゃない！！」
2「あははは。私達ずいぶん仲良くない？被らないから三人見つけちゃうかも〜」
1「ちょっちょっと！あそこ人だかり！行ってみようよ！」
声が僕達を通りすぎた。
YC「一般の人達いる所と近いみたいだからジュンスは絶対声、出すなよ。見つかるぞ。」
JS「・・・うん。気をつける。」
向こう側とこちら側は植栽で区切られているだけみたいだ。
かなりきっちりと植えられているから子供でもなければこちら側には来られないだろう。
・・・・そうだったのか。あの子達。
突き当たりを見ると古臭い自販機がポツンと置いてあり
少しだけ置いてある植栽に隙間がある。
近づくと向こう側に誰かがいるみたいだ。
・・・誰？
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しんち(プロフ) - のこさん» ありがとうございます。なかなか更新できず・・頑張ります。 (2018年12月8日 22時) (
レス) id: b9b1b5a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - お久しぶりの更新、嬉しいです！…読めば又切なさが蘇ってきて、ちと辛くもあるのですが… (2018年12月8日 21時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» こちらこそありがとうございます。蛇足な話なのにそんな風にいっていただけると。もう少しなのでご愛顧のほどを。 (2017年4月11日 0時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
嫁(プロフ) - 更新ありがとうございます。切ない恋も人生ですね。簡単にはいかないから人生なのかもと思っています。 (2017年4月8日 16時) (レス) id: cc86b7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» ありがとうございます。いつか。わかってもらえるとうれしいなぁ。と私も思ってます。同じ気持ちでいていただいてすごくうれしいです。 (2016年6月25日 23時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんち | 作成日時：2013年11月22日 1時
