拝啓邪神様方、人前で変なことを口走るのはやめてください！！【名探偵コナン】

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？「それ…刀身を清めたナイフですよね？
…さすがにそれはこっちも痛手を追っちゃうしなぁ……。
あのぅ、あなたには手を出すつもりはないからその物騒なナイフ、下げてもらってもいいですか？」

その声に顔を上げると、先程まで猟犬がいたはずの場所に、青髪ツインテに赤い目のスーツ姿をした少女？がいた。

『……誰？』

警戒しつつ声をかけると、相手は思いもよらぬ返答をしてきた。

？「え、あ、私ですか？私はですね、尖った時間に存在する時空都市、ティンダロスの四天王が一体、いろはと申します。
この姿の個体名は犬井いろはですよ！」

『……曲がった時間を憎み、隙あらば滅ぼそうとしてくるティンダロスの猟犬たちが曲がった時間の生き物、人間の姿を取るなんて……。
それに、ティンダロスの四天王って何なの？』

いろは「えっとですね、ティンダロスの四天王というのは、大君主ミゼーア様にお仕えする、毒、知性、耐久力、素早さ、それぞれの能力に秀でた4体のティンダロスの猟犬のことです。
ちなみに、今のところこんな風に人間になれるのは私たち四天王とミゼーア様だけです！」

本当にこのいろはとやらは、私たちに危害を加えるつもりはないのか、と考えていると、乃亜さんと少し顔色の悪い5人がやってきた。

萩原「……よくこんな酷い臭いの場所をそんなサクサクと歩けるね…」

『まぁ、慣れてるしね…』

よく考えると私ってかなり変だな、と思い苦笑を浮かべていると、乃亜さんがいろはの方を見て彼女を睨み付けつつ身構えた。

いろは「そんな怖い顔をなさらないでくださいよぅ。別に私、あなた方には危害を加えるつもりはないですって」

乃亜「信用ならんな。あのミゼーアの忠実な僕のティンダロスの猟犬がそんな簡単に獲物を手放すとも思えないし。」

いろは「ミゼーア様関係無しに、お腹がペコペコな我々の目の前にノコノコと現れたこの“獲物”が悪いですよね？
この時間の生き物は空腹になると別の生き物を殺して食べるでしょう？おんなじですよ！」

そう言いながら彼女はその可愛らしい顔に残忍な笑みを浮かべた。

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