拝啓邪神様方、人前で変なことを口走るのはやめてください！！【名探偵コナン】

第9章〜こちら側〜 ページ1

コナン「…詩織さんは、その世界にいるから一般人じゃないってこと？」

『まぁそうだね。
…でもこればっかりは一度巻き込まれると死ぬまでずっと関わるから、抜け出せないよ。
いや、ひどい人は死んでからもだよ(グラーキの従者とか食屍鬼とかある意味死んでる元人間はね)。
…まぁ私は完全にイレギュラーなんだけど』

ニャルに面白くないとか言われて別世界へ転生させられるとか本当にイレギュラーすぎだよ。
私SAN値0になったら死ぬか廃人か狂信者にされるだけかと思ってたのに。

萩原「そっか、詩織ちゃんも大変なんだね。…て言うか、さりげなくさっき俺たちのことディスらなかった！！？(8章最終話参照)」

松田「確かに…無能だとかなんだとか言ってたよな？」

『本当のことだからね。実際に見て経験しないと信じられないようなものだもの。
え〜…じゃあ、例えばだけど巨大な海老っぽいやつが脳缶作ってましたって言われて信じる？』

これ一応ユゴスよりのもの…ミ=ゴの話なんだけどこれでまさか…、ミ=ゴ！？ってなったらびっくりするよね。

安室「…そんなSFみたいな話、存在するとでも？」

緑川「いや……でも、俺が見たのもありえないような見た目の変な生き物だった…。

象よりも大きいんだけど馬みたいな見た目で、たてがみと尻尾に霜とガラスが付いてて、蝙蝠みたいな羽があってそれで飛んでいた。あと、体は鱗に覆われてた…」

あ〜…そうだった。緑川(諸伏)さんは私のせいでシャンタクちゃん…やよいを見てしまってるんだった。

『…まぁ取り合えず、死にたくなかったら私にはあまり関わらないことをお勧めするよ。
私、なんでだか最近こちら側のヤバめなのの代名詞な方たちにすごくアプローチされるからさ』

そう言って笑っている私に、数名は悲しそうな目で私を見て、その他1名は疑うような視線をこちらに投げかけていた。

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